浦和のハート、山田直輝が湘南へ完全移籍「今も埼スタが幸せの場所」一方、「湘南を象徴する選手に」
昨季はレンタルでプレー。浦和から湘南への完全移籍が決まった山田直輝(10番)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
今季途中からレンタル、二度目の湘南移籍で決断。
浦和レッズが所属元である元日本代表MF山田直輝が湘南ベルマーレへ完全移籍することが決まった。両クラブが12月31日、正式に発表した。浦和のサポーターから「浦和のハート」と呼ばれてきた男が2019年の最後、ついに大きな決断を下した。
山田直輝は1990年7月4日生まれ、29歳。埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身。168センチ・66キロ。北浦和サッカースポーツ少年団 ― 浦和レッズジュニアユース ― 浦和ユース ― 浦和 ― 湘南(2015~2017年期限付き移籍)→浦和 ― 湘南(2019年7月期限付き移籍)。2019シーズンはシーズン途中から湘南でリーグ9試合・1得点を記録。通算記録はJ1リーグ91試合・6得点。
山田は浦和の広報部を通じて、次のようにコメントしている。
「2020シーズンから湘南ベルマーレに完全移籍することになりました。
ジュニアユースの頃から17年間、本当にお世話になりました。
僕は5歳の頃から浦和レッズの大ファンでした。
駒場スタジアムに足を運び、赤いユニフォームを着た選手たちが照明に照らされて躍動している姿は、今も脳裏から離れません。いつしかそのユニフォームを着るのが、僕の夢になっていました。
その時から僕の生活には浦和レッズがあるのが当たり前でした。そんな浦和育ちであり、浦和のサポーター上がりの僕を多くの方が応援し、我が子のように見守ってくれているのは身に刺さるほど感じていました。
本当に感謝しかありません。
それと同時にその期待に応えられず恩返しできず、本当に申し訳なく思います。
浦和レッズの選手として埼玉スタジアムで試合に出られるのが僕のサッカー人生として一番の幸せであるという考えは正直今でも何も変わりません。
ですが、サッカー選手としてピッチでプレーをし、元気な姿を見せるのが、今まで応援していただいた方への恩返しになり、またサッカー選手である姿を見せなければいけない人たちのために、僕にプレーする場所を与えてくれた湘南ベルマーレで全力でプレーします。
黄緑色のユニフォームを着た僕を応援してほしいとは言いませんが、その姿を見て、元気にしているなと思ってもらえたら嬉しいです。
最後になりますが、スタッフ、クラブ、選手の皆さま、こんな未熟な僕をいつも温かく迎え、指導していただきありがとうございました。
17年間、本当にお世話になりました」
一方、湘南のファンには次のようにメッセージを送っている。
「2020シーズンから湘南ベルマーレに完全移籍で加入することになりました。
新加入選手にはなりますが、もう3年半ともに戦ってきたチームであり、僕がやらなければいけないことは理解しているつもりです。
多くを語るよりピッチやピッチ外で示していくつもりです。
そして湘南を象徴する選手になれるように、日々全力を尽くします。
そして、三度プレーする場を与えてもらったベルマーレに感謝の気持ちを忘れず、たくさんの勝利のダンスで恩返ししたいと思います。
これこらも変わらぬ熱く温かい応援をよろしくお願いします」
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Naoki YAMADA of URAWA Reds to complete full transfer to SHONAN Bellmare.