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神戸天皇杯優勝!那須大亮が笑顔で引退「幸せなサッカー人生。国立とは縁があった」

天皇杯決勝のあと、記念撮影に加わる神戸の那須大亮。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

18年間の現役生活にピリオド。「新国立で現役を終われることに、運命的なものを感じていました」

[天皇杯 決勝] 神戸 2-0 鹿島/2020年1月1日/国立競技場

 ヴィッセル神戸のDF那須大亮が天皇杯優勝を果たし、この新国立競技場での天皇杯ファイナルを最後に現役引退した。

 鹿島アントラーズとの大一番。現役最後の試合は、ベンチ入りを果たすことはできなかった。しかし会場でチームを最後までバックアップするとともに、最後は新国立競技場のピッチで、チームメイトとともに神戸初タイトルの喜びを分かち合った。

「国立とはすごく縁がありました。マリノスの時から始まり、アテネオリンピックの予選もこれまでの国立でゴールを決められて、ナビスコカップもジュビロで優勝して、レイソルでは天皇杯も制しています。あと浦和レッズ時代は、国立で決勝点を決めて勝っています。なかなか点を決める機会は少ないけれど、ここではたくさん決めて、勝ってきた。だから新国立で終われるのは、運命的なものを感じていました」

 神戸での2シーズン目の戦い。この決戦へ、那須はきっと勝てるという確信めいたものを感じていたという。

「今のチームの雰囲気も、勝つ集団の雰囲気になっていて、僕は今日出られませんでしたが、『絶対に勝てる』というチームになっていた。むしろ心配というよりも楽しみしかなかった。みんなの躍動する姿を見て、有難う、って。みんなに有難うという気持ちが強いです」

「練習の雰囲気から違っていて、それぞれがそれぞれをリスペクトし合うなか、厳しい練習をして、要求が飛び交っていた。本当にいい方向に向かっていました。これを継続すればおのずと結果はついてくると思っていました」

 現役生活の最後は、勝利、そして優勝で締めくくる――しかも新国立競技場で、という有終の美を迎えた。

「本当に有難いし、幸せなサッカーでした。最後をこうして締めくくれて、チームメイト、ファン、サポーターはもちろん、自分にかかわってくれたすべての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。(勝って優勝で引退ってすごいですね?)みんなが本当にすごかった。いいチーム、いいメンバーに恵まれて、僕は自分のできることを最大限にしようという日々でした。そのなかで、今回、少しでも優勝に携われたことは、僕の人生にとっても大きな財産になると思います」

 2002年に横浜F・マリノスに加入し、東京ヴェルディ、ジュビロ磐田、柏レイソル、浦和レッズ、そしてヴィッセル神戸。プロ18年間、那須が神戸で初タイトルを掴み、笑顔とともにスパイクを脱ぐ。

 今後は事業などを立ち上げ、サッカー界を盛り上げていきたいということだ。

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[取材・文:塚越 始]

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