【移籍情報】仙台退団の梁勇基が鳥栖に加入「新天地でのプレーが楽しみです」
梁勇基(中央)。(C)SAKANOWA
1月7日に38歳の誕生日、プロ17年目のシーズンに突入!
J1のサガン鳥栖は1月8日、ベガルタ仙台を退団していたMF梁勇基(リャン・ヨンギ)を獲得したと発表した。
梁は1982年1月7日生まれ、38歳。173センチ・72キロ。大阪府出身。これまでのキャリアは、泉州朝鮮初級 ― 南大阪朝鮮中級 ― 大阪朝鮮高 ― 阪南大 ― 仙台。北朝鮮代表としてもプレー。
2019シーズンは、J1リーグ13試合0得点。通算成績は、J1リーグ268試合・29ゴール、J2リーグ254試合・47ゴールだった。
梁は加入決定を受けて、鳥栖のファンに向けて次のようにコメントしている。
「サガン鳥栖に関わる皆様、はじめまして、梁勇基です。
またプレーするチャンスをいただいたことに感謝しています。
新天地でのプレーが楽しみですし、チームの勝利のために日々努力していきたいと思います!
皆さま、応援よろしくお願い致します」
一方、仙台のファンには、12月28日に退団が正式決定した際、次のようにコメントしていた(再掲載)。
「いつも声が枯れるまで応援してくれたファン、サポーター、クラブを支えていただいているスポンサーの皆さま、今シーズンをもちましてチームを離れることになりました。
16年間、心からサポートしていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
はじめてユアスタのピッチに立った時の感動、2008年の入れ替え戦で負けた悔しさ、水戸戦でJ1昇格を決めた2009年、東日本大震災の復興のシンボルになると一致団結して戦い優勝争いを繰り広げた2012年、初タイトルを賭けた昨年の天皇杯決勝、すべて鮮明に記憶に残っています。
何よりもピッチから見たリャンダンスが好きでした。特に、2012年ケガから復帰したFC東京戦のリャンダンスは一生忘れません。
ベガルタからはありがたいお話もいただいたのですが、選手としてチャレンジしたいという思いが強く、このような形になりました。
今後のことはまだ決まっていませんが、これからも梁勇基を応援していただけたら幸いです。
これからのベガルタ仙台の発展と活躍を誰よりも願っています。
いずれ仙台、東北のために何か力になれたらと思っています。
最後に私がベガルタに加入してから関わっていただいたすべてのみなさん、16年間お世話になりました。心から感謝しております。
ありがとうございました」
1月7日に38歳の誕生日を迎えた。Jリーグを象徴する一人である攻撃的ミッドフィルダーが初めての移籍を経て、今度は鳥栖で新たな戦いに臨む。
関連記事:クエンカが明かす仙台移籍の舞台裏。神戸が接触、イニエスタに相談していたが…
[文:サカノワ編集グループ]