【U-23日本代表】奮闘した湘南の齊藤未月「悔しいと言うより恥ずかしい。情けない」

齊藤未月。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

ボランチでフル出場した21歳。「幸いというか東京五輪に出ることは決まっている。見ている人からすると『大丈夫なのかよ』と思うシーンが多いとは思いますが」。

[タイU-23アジア選手権 GS2節] 日本 1-2 シリア /2020年1月12日/タマサート・スタジアム

 タイU-23アジア選手権のグループステージ( GS )2節、U-23日本代表がU-23シリア代表に1-2で敗れ、サウジアラビア戦に続く2連敗で早々にグループステージで退くことが決定した。大丈夫か、東京オリンピックチーム――いまだ五輪イヤーの初勝利を挙げられずにいる。

 3-4-2-1のボランチでフル出場した齊藤未月は、中盤で壁となってボールを奪い起点となった。ただ、前線と絡めず効果的なクサビを放つシーンは限られた。昨年のポーランドU-20ワールドカップ(W杯)でキャプテンを務めた湘南ベルマーレ所属の21歳は、試合後のフラッシュインタビューで、次のように試合を振り返った。

「悔しいと言うより、恥ずかしい気持ちでいっぱいです。日本代表を背負っている身として、情けないと思います」

 何度もボールを奪ったが、そこに触れられても齊藤は「いくらボールを奪っても、ゴールを取れなければ勝てないスポーツですし、そこは全然ダメだったなと思います。申し訳ない気持ちが強いです」と、まったく納得していなかった。

 U-20ワールドカップではベスト16に進出したものの韓国に敗れた。さらに上へ――という思いを、このU-23日本代表で発揮するしかない。齊藤は続けた。

「幸いというか(日本が)東京オリンピックに出ることは決まっていますが、そんなに長い時間はありません。見ている人からすると『大丈夫なのかよ』と思うシーンが多いとは思います。ただ、やるしかないです。(オリンピックに)出たい気持ちは僕を含め選手はみんないっぱいあるので、出てどれだけ活躍できるのか、出てどれだけサポーターや応援してくれる方の気持ちを揺さぶることができるかが大事だと思うので、もう次、切り替えていかなければいけません」

 中2日挟んでの1月15日には、U-23カタール代表と対戦する。

「なんとしても勝たないといけないでし、本当、勝つだけです」

 日本を支えたボランチはそのように語った。終始、厳しい表情のままだった。

関連記事:【U-23日本代表│戦術的考察】選手が「闘えていない」と感じるのは3-4-2-1の約束事を落とし込めずにいる森保監督の責任だ

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads