【神戸】ポドルスキがマレーシア電撃訪問。ジョホールDTと契約間近か!?
ポドルスキがジョホールDTの練習場とスタジアムを電撃訪問!写真はジョホールDTのインスタグラム、公式アカウントより(@officialjohor)
移籍専門サイトからの問いには、のらりくらりとかわしていたが――。
ヴィッセル神戸との契約が今月31日で満了を迎える元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキが、オファーのあったマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムFCを電撃訪問した。ジョホールDTがインスタグラムのクラブオフィシャルアカウント( @officialjohor )で、ポドルスキがスタジアム、練習場を訪れた模様、さらにオーナーであるトゥンク・イスマイル・イドリス皇太子との2ショットなど写真を4点アップした。一気に契約を結ぶのか? それとも要望を受けての単なる視察か?
34歳のポドルスキは2017年3月に神戸へ加入し、その後、再三にわたる監督交代が続くなか2019シーズン途中までキャプテンを務めた。その座はアンドレス・イニエスタに譲ると、真珠腫性中耳炎で体調を崩し、一旦ドイツへ帰国して手術。「薬づけになった」という状況からリハビリを経て、シーズン終盤に戦列復帰を果たし、最後はスタメンでの出場機会を続けた。そして元日の鹿島アントラーズとの天皇杯決勝でも先発出場を果たし、クラブ初の主要タイトル獲得を成し遂げた。
元ドイツ代表のレフティは天皇杯決勝のあと、神戸との契約延長の可能性も示す一方、新たな契約について「家族と相談して決めたい」と、彼自身のみならず、家族の意向も重視するスタンスを示していた。
そのなかで、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得しているマレーシアのジョホールDTがポドルスキとSNSでつながり、「間もなく会える」と今回の来訪を予言していた。一方、ポドルスキは移籍専門サイト『トランスファーマーケット』で、「このマレーシアの件について、のらりくらりと『まあ、見ていてくださいよ』とかわした」と伝えていた。
今回、ポドルスキが練習施設さらに今年供用開始される4万人収容のスルタンイブラヒムスタジアムを訪れた模様、そしてクラブ代表のトゥンク・イスマイル・イドリス皇太子から詳しく説明を受けている写真などがアップされている。
ただし、ジョホールDTは写真のネームには「PODOLSKI IN THE HOUSE!(ポドルスキがホームに!)」とだけ記されている。また、ポドルスキは日本時間15日21時現在、その訪問について、自身のSNSではいっさい触れていない。
加入前提なのか、クラブからの要望に応じての”視察”なのか、”休暇”での訪問なのか……。
ポドルスキは2022年まであと2シーズンは現役としてプレーをしたいと考えていて、現在、神戸からは年俸6億円からの大幅減額でのオファーが出されていると見られる、一方、メジャーリーグサッカー(MLS)のシカゴ・ファイアー、母国ポーランドのグールニク・ザブジェも彼の獲得を検討していると言われてきた。
一方、ポドルスキは「すでにいくつか断りを入れている」とも話している。
元日決戦で改めて千両役者ぶりを発揮した神戸の10番。このまま新天地が決まるのか、それとも神戸残留もあるのか。
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[文:サカノワ編集グループ]