エイバルが初のアトレチコ撃破!乾貴士はフル出場で貢献
乾貴士。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
暫定ながら降格圏のマジョルカから勝点7差に広げる。
[スペイン1部 20節] エイバル 2-0 アトレチコ・マドリード/2020年1月18日/ムニシパル・デ・イプルーア
SDエイバルのMF乾貴士がアトレチコ・マドリード戦にフル出場を果たし、2-0の勝利に貢献した。エイバルはアトレチコ戦、ラ・リーガでは12試合目にして初の勝点3獲得。
乾は4-2-3-1の左サイドハーフで出場。試合はエイバルがテンポよくパスを散らして展開して主導権を握ると、10分、コーナーキックからエステバン・ブルゴスのゴールで幸先よく先制する。その後は一進一退の攻防が続いたが、試合終了間際、再びコーナーキックから、こぼれ球をエドゥ・エクスポジトがねじ込んで、2-0とリードを広げて試合を決めた。乾はウインターブレイクを挟んで4試合連続の先発を果たし、全体のバランスを取りながら仕掛けて勝利に導いてみせた。
エイバルの監督は試合後のフラッシュインタビューで、ホセ・ルイス・メンディリバル監督は「アトレチコのようなチームから勝点を獲得することは困難なことでしたが、希望を持って臨みました。前半でチャンスを生かすことができました。ただ2点目が決まるまでは苦しい時間が続きました」と振り返った。
乾はリーグ15試合(1168分)出場、1得点・2アシスト。
エイバルは6勝4分10敗(20得点・29失点)の勝点22で、20チーム中暫定16位。久保建英の所属する降格圏の18位RCDマジョルカは19日に試合があるが、暫定ながら勝点7差をつけた。1部リーグに昇格した2014-15シーズンから6年連続での1部残留に向けて、チームとしても自信となる大きな勝点3を掴んだ。
今週は23日にナイターでコパ・デルレイの3回戦SDバダホス戦を挟み、1月26日(日本時間同22時)、15位のセルタ・デ・ビーゴとアウェーで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]