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【鹿島】ザーゴ監督が語る柏時代から23年ぶりの日本の変化「国境の壁がなくなった」

決意を示した鹿島のザーゴ監督。(C)SAKANOWA

96、97年に「アントニオ」としてDFでプレー。「日本の国民性が僕と似ていて、いつか戻って仕事がしたいと思っていた」

 J1リーグの鹿島アントラーズは1月23日、新体制発表会見を行い、ザーゴ新監督が就任に伴う抱負と決意を語った。

 ザーゴ監督のフルネームはアントニオ・カルロス・ザーゴ。この記者会見の中で、登録名「アントニオ」として柏レイソルのディフェンダーとしてプレーした96、97年からの日本サッカーの変化について、実際に来日してどのように感じたのか――次のように語った。

「私がプレーした当時はまだJリーグが発足して間もなく(4年目)、選手のクオリティは今と大きく異なっていました。

 まだ海外でプレーする選手はまったくと言っていいほどいませんでした。現在はそういった面で国境の壁がなくなり、選手個々が評価されて、海外からの獲得の打診も増えています。

 当時と現在で、まったく異なる時代で、違うサッカーになっていることは確かです。環境も変わっています。

 何より私個人的に、レイソルに在籍した2年間、日本の文化であり、国民性には非常に共感していました。僕に似ているところがあり、いつかまたいつか戻って仕事がしたいと思っていたところ、鹿島から話をいただき即決しました。

 また、現在のJリーグはいろんなスタイルのチームがあり、観る人にとって、楽しいリーグになっていると思います。多くのブラジル人監督が鹿島の歴史に名を残してきましたが、私もその一人に加われるように指揮を執っていきたいと思います」

 そのように当時の良き思い出は大切にしつつ、しかし監督の仕事としては、まったく新たな思いで挑むという決意を示した。

 鹿島はまず1月28日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで、オーストラリアのメルボルン・ビクトリーと対戦する。勝てば本選(グループステージ)進出が決まる。

「(日本に来ることができて)嬉しい以上に、やらなければという意欲に溢れています。ACL(本選)の前に、まず、プレーオフを勝ち抜かないといけない。メルボルン・ビクトリーはシーズン真っただ中で、すでに4、5か月活動し、フィジカル面で上を行っています。

 簡単な試合ではありませんし、さまざまな要素が伴ってきます。何がなんでもまず、ここを突破しないといけない。勝ち抜ければ、少し余裕をもって準備できると思っています。

 鹿島はアジアのトップ5には入るクラブに入る。ステップ・バイ・ステップでやっていきたいと思います」

 そのように、まず28日のプレーオフを「決戦」と捉えて全力を傾ける‐―と意欲を示した。

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[取材・文:塚越 始]

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