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ソシエダ番記者は久保建英を「控え目なゲスト」と評す

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ウーデゴールの”ホーム”にて。ボールを持った時の技術は光ったが、大胆さを欠く。アウェー10試合勝ち星なし。

[スペイン1部 21節] レアル・ソシエダ 3-0 マジョルカ /2019年1月26日/エスタディオ・アノエタ

 スペインリーグ(ラ・リーガ)1部、RCDマジョルカはレアル・ソシエダに0-3の完敗を喫し、これで開幕からのアウェー戦”白星なし”が10試合(1分9敗)となった。17節のセルタ・デ・ビーゴ戦でようやくアウェー連敗を「7」で止めたものの、再び19節のグラナダCF戦(●0-1)、今回21節のレアル・ソシエダ戦(●0-3)と連敗を喫した。

 そうしたなか、スペインメディア『エル・デスマルケ』のソシエダ番記者は、「ウーデゴールの家(ホーム)で、久保は『控え目』なゲスト(客)だった」と題したレポートを掲載した。ともにレアル・マドリードからのレンタル移籍組である二人に注目が集まった一戦、チェイシングとミドルでゴールに絡んだウーデゴールに対し、シュートゼロに終わった久保のプレーぶりを比較。ウーデゴールの充実ぶりを絶賛している。

 また、レアル・ソシエダが今季最高と言えるパフォーマンスを見せるなか、0-2とリードされたなかで久保が投入され、その時点で状況的には厳しかったことにも触れる。ただし、それを加味したうえでも、明らかに個とチーム、いずれの面でも「ウーデゴールが明らかに勝った」と強調している。

 それがすべてではないものの、これまでの成績も、21歳のウーデゴールは21試合・4得点・5アシスト、一方、18歳の久保は18試合・1得点・2アシスト。数字上の貢献度の面でも差がついている。

 ベンチからの指示や戦術も影響しているので、思い切って前へ出られずにいる可能性もある。ボールを持った際には技術の高さを示す。ただ、久保一人では難しいとも言えるが、むしろアウェーでこそ、”控え目”ではなく、より”大胆”に試合を動かすプレーを見せたいところだ。

 マジョルカはリーグ5勝3分13敗(22得点・37失点)で17位のまま。しかし2部降格圏の18位セルタ・デ・ビーゴに勝点1差に迫られている。

 マジョルカは次戦、勝点4差で暫定16位のレアル・バリャドリードとホームで対戦する。残留を争う相手との「6ポイントマッチ」であり、なんとしても勝利を掴み取りたい。久保のリーグ3試合ぶりの先発復帰はあるか?

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[文:サカノワ編集グループ]

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