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ボタフォゴ合意報道に本田「まだ決めていない」。警鐘鳴らすブラジル人も

日本代表での本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

回答期限は28日。現地では「OK」と連絡があったと言うが?

 ブラジルメディア『グローボ』などが1月28日、ブラジル1部(セリエA)のボタフォゴFRと元サッカー日本代表の本田圭佑が契約合意に至ったと報じ、その情報が一斉に駆け巡った。すると、本田は自身のSNSのツイッターで(アカウントは @kskgroup2017 )、この移籍の話題に関することかどうかには触れていないものの、英語で「まだ決めていません」とつぶやいた。

 本田は一文で、次のようにメッセージを発信した。

「I’ve been talking with them but I haven’t decided yet.」
(私は彼らと話し合ってきましたが、まだ決めていません)

 ブラジルで報じられた記事によると、本田は週末にもリオデジャネイロでサインをかわし、正式契約に至るという。

 契約は1年。毎月の固定給と歩合が支払われる。本田の仲介人(エージェント)である兄と話し合いを重ねてきたボタフォゴは23日までに正式オファーを出し、28日に回答期限を設定。27日の夜中に「OK」の知らせが届いた――とのことだ。

 そういった条件面などが明るみになっているあたり、クラブ側がやや浮足立っていることも伝わってくる。

 本田のSNSのコメント欄は現在、多くのブラジル人の書き込みで埋まっている。今回の「決断はまだしていないツイート」には、なんと3400人を超すコメントが寄せられている。

 多くのボタフォゴファンは本田のことを歓迎。その中の一人である地元の人気コメディアンであるマルセロ・アドネットさんも「ボタフォゴがあなたを待っています!」と英語でメッセージを送っている。

 一方、警鐘を鳴らすブラジル人のサッカーファンも少なからずいる。ボタフォゴは選手への給与未払いが発生してきたクラブとしても知られる。「2か月の給与遅滞は当たり前」「平和ではない」「規模が小さい」など、本田に実情を伝える反応も見られる。実際、昨年には給与未払いに抗議した選手たちが、試合前泊を拒否し、当日に試合会場に集合にしたこともあったという。

 そういった経営状況を改革することを含め、「Keisuke HONDA」は南米の地で大きなチャレンジをするのか。33歳、レフティの決断はいかに。

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[文:サカノワ編集グループ]

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