【ACL 横浜FM】オナイウ阿道がドッペル達成「いいイメージをどんどん共有できている」
横浜FMのオナイウ阿道。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
シドニーFC戦、4ゴール大勝に導く!着実にトリコロールのカラーに染まる。「思い切ってシュートを打っていった」
[ACL GS2節] 横浜FM 4-0 シドニー/2020年2月19日/横浜国際総合競技場
横浜F・マリノスのFWオナイウ阿道が加入後初ゴールを決めると、後半には2点目も奪い「ドッペルパック」を達成。チームの4-0大勝に大きく貢献した。
1点目は12分だった。喜田からの縦パスを受けると、素早くスペースを見つけて左足を振り抜く。するとボールは相手DFに当たって方向が少しずれ、ゴールネットを揺らした。ストライカーの嗅覚を呼び覚ます一一撃となった。
さらに51分、遠藤渓太の魅惑のヒールパスからマルコス・ジュニオールが相手の股を抜くクロスを放つ。そこにスペースを作る動き出しからゴール前へ飛び出したトリコロールの45番が合わせ、試合を決定づける4点目をもたらした。
オナイウは試合後、「前回の試合はチームとしてたくさん決定機を作れていたなかで2点しか取れず、それによって試合の展開を難しくしてしまいました。そこはフォワードが決め切らないといけなかったので反省しました。この試合で切り替え、今日はチームの狙っていることをやりながら、また得点を取れることを意識しました。それができて良かったです」と振り返った。
「(1点目は)喜田選手が奪ったボールを僕にくれて、相手と交錯するような形になりながら、いいところにこぼれてきて、僕自身もシュートを打てていなかったので、思い切って打ちました。チームとしても、前半の先制点は大事だと常に話していたので、それを取れたのは、個人以上に、チームに勢いをもたらせたで良かったです。(仲川が決めた2点目のスルーパスは)少し下がって受けようとしたところに相手のプレッシャーが来ていたの、スルーしたところに上手くテルくんが飛び込んでくれました」
一瞬、一瞬、判断を切り替え、その瞬間の最高の選択肢を選ぶ。オナイウの言葉からは、横浜FMのカラーに少しずつだが、着実に染まってきていることが感じられる。
「いいイメージをどんどん共有できています。まだまだ良くなると思うので、またACLとリーグ戦は相手も違ってきますので、改めて突き詰めて、貪欲に行きたいです」
J1リーグ開幕は2月23日、ホームでのガンバ大阪戦。次に狙うターゲットは、もちろん横浜F・マリノスでのJ1リーグ初ゴールだ。
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[取材・文:塚越 始]