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ラファエル・シルバの浦和復帰はある?12月で武漢と契約満了、ACL優勝時の写真をSNS連投

2017年、ACL決勝第2戦でゴールを決めたラファエル・シルバ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

中国超級リーグ昇格に大きく貢献。しかしケガを繰り返し、今季の情報はほとんどなし。

 前浦和レッズで中国超級リーグの武漢卓爾に所属するブラジル人FWラファエル・シルバが、2020年12月で武漢との契約満了を迎える。ラファエル・シルバは浦和でACL(アジアチャンピオンズリーグ)制覇を果たして、ちょうど3年が経った11月25日から、SNSのインスタグラムのストーリーズに、その優勝時の写真を立て続けに投稿している。現在負傷により出場機会を得られずにいるようだが、契約満了後、浦和復帰の可能性はあるのか?

 2017年にアルビレックス新潟から浦和に加入し、自身もチームとともに浮き沈みを繰り返し監督交代の渦中を乗り越え、最後はACL制覇を成し遂げた。ACLでは11試合9ゴールと大活躍。準決勝の上海上港との第2戦から、決勝アル・ヒラル戦の2試合と重要な勝負どころで、3試合連続3ゴールを決めてみせた。埼玉スタジアムでの決勝第2戦、土壇場で突き刺した優勝決定ゴールは、伝説のシーンの一つとなっている。

 しかし2018年シーズン開幕時、ラファは中国2部の武漢に電撃移籍した。設定していた満額の違約金が浦和に支払われ、本人も「家族のために」と決断したのだ。

 そして2018シーズンは23試合・23得点・4アシストと活躍し、1部昇格に貢献。19シーズンも15試合・8得点・5アシストと結果を残した。

 しかしケガがちなこともあり、クラブは新たな外国籍選手を補強。そして今年に入り、武漢を巡る新型コロナウイルスによる混乱に陥る――。2020シーズン、ラファエル・シルバの今季の情報はほとんどない。

 契約満了後、サラリーなど条件面を優先するのであれば、中国国内、または中東への移籍が候補に挙がりそうである。

 ただ、もう一度、アジアの頂点とその先を目指すのであれば――。浦和復帰は選択肢に入ってこないだろうか。ラファ自身も頂点に立つ喜びを欲しているはずだ。

 例えば治療への全面的なバックアップなどを条件にすれば、浦和復帰も選択肢に入っこないだろうか。無論、ケガの度合いなどは慎重に見極める必要がある。

 ただ、本人だけでは決断できなかった武漢を選択をした事情は、多くの浦和のファンや関係者が察している。もしも復帰したいとなれば、歓迎されるはずだ。現在28歳、ストライカーとして成熟期を迎える。

 とはいえ、様々なしがらみや駆け引きがある。

 ラファエル・シルバを巡る事実は二つ。12月に契約満了を迎えるということ。そして今なお浦和への愛着を寄せていることだ。

関連記事:【浦和】大槻毅監督が今季で契約満了「シーズン終了後、改めてコメントします」

[文:サカノワ編集グループ]

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