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【日本女子代表】スペインに敗れた高倉監督「ボールを奪うパワーが足りず、守備範囲も狭かった」

日本はスペインに敗れる。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

なでしこリーグは開幕前、そこに時差の影響も加わり苦戦。次はFIFAランキング3位のイングランド戦!

[She Believes Cup 1節] 日本女子代表 1-3 スペイン女子代表/2020年3月5日(日本時間6日6:15キックオフ)/オーランド・シティ・スタジアム

 日本女子代表(なでしこジャパン)がアメリカでの親善大会『She Believes Cup』の初戦、スペイン女子代表に1-3で敗れた。東京オリンピックの前哨戦と位置づけられる強豪4か国による大会で、日本はこのあと日本時間の9日(3時23分から)にイングランド、12日(9時8分から)にアメリカと対戦する。FIFAランキングはアメリカ1位、イングランド6位、日本10位、スペイン13位。

 日本の高倉麻子監督は試合後の記者会見で、次のように語った。

「スペインが4-3-3の立ち位置で上手くボールに触ってくることは考えながらやりましたが、非常にボールの収まりが良く、それに対して自分たち(日本)の体が入らず、囲んでも交わされてしまいました。常に数的優位を作られることが多かった。前半悪いなりにラッキーなシュートで追いつき勝ちに持って行ければと思いましたが。後半も悪い入りではなかったもののミスが出て、難しくなってしまいました」

 指揮官がそう語るように、スペインがボールを収めた時、なかなか奪い切ることができなかった。

「奪うパワーが足りず、一人一人の守備範囲がまだ全然狭かった。また、感覚的にシーズン中とも全然違うものでした(なでしこリーグは開幕前)。ただ狙いはみんなそれぞれ頭のなかでは整理できています。あまりネガティブになってもしょうがないので、身体が動かないなりにも少しずつコンディション、時差ボケも直っていくでしょう。後半途中からはボールも収まりチャンスが広がってきていたので、出来ること、出来ないことを整理して、次も非常に素晴らしい相手(イングランド)ですし、その相手にどれだけできるかを見たいと思います」

 そのように高倉監督は日本とほぼ半日ある時差ボケなどが、少なからず影響したことも明かした。

 そしてイングランド戦に向けて、「コンディションはいつも通りトレーニングのなかで上げて、自分たちの判断の遅さであったり、ミスであったり、連続性のなさであったり、そこは修正できると思うので、そのあたりを話しながらやっていけたらと思います。辛い試合になると思いますが、いかに自分たちがやりたいことを表現できるか。そこに限ります」と抱負を語っている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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