中山雄太は途中出場で奮闘、ズゥオレが残留圏に踏み止まる
シッタート戦に出場したズゥオレの中山雄太。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
フォルトゥナ・シッタートに辛うじて90分に追い付く。ファンウェルメスケルケン際はフル出場。
[オランダ1部 26節]シッタート 1-1 ズゥオレ/2020年3月7日/フォルトゥナ・シッタート・スタディオン
オランダのエールディビジ(1部リーグ)で残留を争うフォルトゥナ・シッタートとPECズゥオレの一戦は、1-1で引き分けた。ズゥオレに所属しているファンウェルメスケルケン際はフル出場、日本代表とU-23日本代表に選ばれる中山雄太は後半途中から出場した。
残留圏内の15位にいるズゥオレと2部入れ替え戦枠の16位にいるシッタートの「直接対決」で、前節のフィテッセ戦(〇4-3)をハーフタイムで交代していた中山は、8試合ぶりのベンチスタートとなった。
すると中山の投入直後の71分、シッタートの先制点が決まる。しかし、中山の投入により安定感をもたらしたズゥオレは反撃を強める。そして試合終了間際の90分、レンナルト・ティーがPKを決めて、辛うじて同点に追いついた。
昨年のコパ・アメリカで日本代表デビューを果たしている(国際Aマッチ1試合・0得点)中山はこれまで1部リーグ14試合(1125分)・2得点を記録。一方、ファンウェルメスケルケンは17試合(1186分)・2アシスト。
ズゥオレのアンカーを務めた元U-20オランダ代表MFグスタボ・ハメルは試合後のフラッシュインタビューで次のように語り、コメントの一部が、クラブ公式ツイッター(@PECZwolle)にも紹介された。ハメルは「私たちは順位的に一つフォルトゥナを上回っています。(プレーオフ圏の)最終的にこのラインより上にいることが何より重要なことです」と気を引き締めていた。
ズゥオレは次節、3月14日(日本時間3月15日3:45キックオフ)に暫定9位のヘラクレス・アルメロとホームで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]