フランクフルトはエアロバイクや心拍計など練習器具をパッケージ化して全28選手に支給
フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
キャセロールやズッキーニの肉詰め…栄養管理した食事も毎日提供。
日本代表MF鎌田大地、元日本代表MF長谷部誠が所属するドイツ・ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトは、二人の選手(選手名は非公表)が新型コロナウイルスの「陽性」反応が出たとして、3月19日から14日間の自宅待機を余儀なくされている。
クラブ公式サイトでは、その選手たちの過ごし方についても随時レポートしている。
そのレポートによると、リーグの中断が決まると、フランクフルトのフレディ・ボビッチ代表とブルーノ・ヒュブナー・スポーツダイレクター(SD)が中心となって迅速に対応。スポンサーや地元の協力により、自宅でトレーニングするための機器など28人全員分をパッケージ化して支給したという。
パッケージの内容は、エアロバイク、ストレッチマット、サッカーボール、トレーニングウェア、消毒剤、心拍計、サプリメント、ビタミン剤など(エアロバイクに関しては、手配してくれたフィットネスジムに感謝をしている)。
また、食事に関しては元チームシェフが経営する地元レストランが準備。クラブスタッフと相談したうえで栄養面に配慮し、チャットを通じて、選手からの要望にも応じて、ランチとディナーを毎日配達している。これまで、ベジタブルパスタ、キャセロール、肉詰めズッキーニとライス、グヤーシュとヌードルまたは七面鳥……などが提供されてきたそうだ。
フランクフルトはドイツを代表する総合型地域スポーツクラブだ。その頂点と言えるアイントラハトのプロフェッショナルの選手たちのパフォーマンス維持管理のため、さまざまなバックアップが行われている。
フランクフルトは現在、ブンデスリーグでは8勝4分12敗(38得点・41失点)で12位。鎌田は19試合(1258分)出場3アシスト、長谷部は16試合(1410分)出場。また、鎌田はベスト16に進んでいるヨーロッパリーグ(EL)で6得点・2アシスト、ベスト4に進んでいるDFBカップで2ゴールを決めている。
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[文:サカノワ編集グループ]