【FC東京】非常事態宣言控え…ファンとサポーターに「我々は一人じゃない」とメッセージ
FC東京の助っ人カルテット。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
現状に苛立ち気持ちが沈んでいる方もいらっしゃいます。でも今は終息に向けていろいろなことに耐えるときです。
J1リーグのFC東京は4月6日、新型コロナウイルスの感染拡大により都内の不要不急の外出自粛が出され、非常事態宣言も発令されることが決定的になるなかで、次のようなメッセージを発表した。
【重要】ファン・サポーターのみなさまへ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在東京都からは不要不急の外出自粛の要請が出ております。この新型コロナウイルスの感染拡大における影響は、世界規模で誰もが経験したことのない困難に直面しており、それはサッカーも例外でなく「プレーする」「観戦する」「応援する」などすべての面において活動を延期あるいは中止せざるをえない状況になっております。
我々もファン・サポーターの皆さまと同じく、試合が開催できないことを非常に悔しく、残念に感じております。ただ今は何より重要なことは、クラブを支えてくださっているファン・サポーターの皆さま、株主やクラブスポンサーなど関係者の皆さま、選手・クラブスタッフはもちろんその家族、すべての方々の健康と安全を守るということです。
一人ひとりが意識を高く持ち、感染拡大を抑えるために何を最優先にすべきかをクラブとしても真摯に取り組んでいきたいと思います。クラブはここまで状況を注視しながらトレーニングなどを実施しておりましたが、当分の間トップチームの活動を休止することといたします。
また、アカデミー(U-18、 U-15深川、 U-15むさし)の活動に関しまして、 同様に休止といたします。
皆さまにおかれましても“命を守る行動”を第一に、 感染拡大を食い止めるべく一緒に取り組んでいただければと思います。
「サッカーのある日常が戻ってきてほしい」「愛するチームを応援したい」と思うあまり、 現状に苛立ち気持ちが沈んでいる方もいらっしゃいます。
でも今は終息に向けていろいろなことに耐えるときです。
新型コロナウイルスという“見えない敵”に打ち勝てるよう、 みんなでこの苦境を乗り越えていきましょう。
我々は一人じゃない、 絶対にできます。
クラブは今後も公式戦再開に向けて、 Jリーグおよび関係機関とともにあらゆる努力を重ねてまいります。
一日も早く事態が終息し、皆さまがサッカーを観戦できる環境を取り戻し、笑顔でお会いできることを楽しみにしております。
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[文:サカノワ編集グループ]