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湘南、浦和、STVV…遠藤航がシュトゥットガルト完全移籍へ!2億円の買取オプションを行使

シュトゥットガルトの遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ベルギーのシント=トロイデンから。ドイツ専門誌『キッカー』が報じる。

 ドイツのサッカー専門誌『キッカー』は4月6日、ドイツ・ブンデスリーガ2部のVfBシュトゥットガルトが、現在ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)からレンタルでプレーしている日本代表MF遠藤航について、買取オプションを行使して完全移籍に切り替えて獲得すること合意に達したと報じた。シュトゥットガルトは170万ユーロ(約2億円)をSTVVに支払うという。

 記事によると、現在新型コロナウイルスの感染拡大によって、ブンデスリーガも先行きが見通せずにいるなか、シュトゥットガルトは「将来を見据えて」買い取りオプションを使い、2月に27歳の誕生日を迎えた日本人ボランチを引き留めることを決断したという。

 シュトゥットガルトのスカウトを務めるスヴェン・ミシリンタット氏は次のようにコメントしている。

「私たちは概略的かつ戦略的に、あらゆる未来に備えて取り組んでいます。通常とは異なり、さまざまな想定をしなければいけません。このままシーズンは終わってしまうのか? 試合が行われた場合、観客を迎え入れられるのか、無観客試合で行われるのか? 昇格できるのか、来季も2部なのか? その財政的なフレームワークの範囲内で、どのようにすれば範囲内に収まるのか判断しながら行動しなければいけません」

 そうした未来がまったく不確実ななかで、クラブは「遠藤に懸けた」という。遠藤はブンデスリーガ優勝を果たした経験のある名門復活のキーマンとして指名されたと言える。
 

 遠藤は1993年2月9日生まれ、178センチ・75キロ。神奈川県出身。これまでのキャリアは、湘南ベルマーレU-18 ― 湘南ベルマーレ(2010年から2015年)― 浦和レッズ(2016年から2018年) ― シント=トロイデンVV(2018年から2019年) ― シュトゥットガルト。

 今季はブンデスリーガ2部で、リーグ13試合に出場。チームは2位に付けている。

 新型コロナウイルスによって中断中のブンデスリーガは4月一杯の中断を決定し、5月の再開を目指している。ブンデスリーガはこのままでは債務超過になるクラブが相次ぐとして、無観客でもリーグ戦を開催したいとしている。しかし現状では選手の感染リスクも高く、サポーターからの無観客試合への反対意見も強く、状況を見極めている段階だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

Topics: Wataru ENDO of Sint-Truidense V.V. transfers to Vfb Stuttgart (perfect!).

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