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久保らレアルの若手戦略、ジダン監督が21歳のライプツィヒCBを狙う

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

将来のフランス代表候補、ウパメカノをリストアップ。

 スペインメディア『デフェンサ・セントラル』は4月7日、スペイン1部リーグのレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督がクラブの推進する「若手戦略」の一環として、21歳になるフランス代表候補のセンターバックの獲得に向けて調査をしていると報じた。

 今回名前が挙がったのは、2017年1月からドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒでプレーするダヨ・ウパメカノだ。

 フランス人選手のマーケットを”熟知”するジダン監督は、昨夏にオリンピック・リヨンからフェルランド・メンディの獲得に成功。さらに、クラブとともにポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)を常に調査してきた。

 そしてクラブの推進する若手の補強戦略では、スタッド・レンヌで大ブレイクした17歳のエドゥアルド・カマヴィンガの獲得に向けて、クラブに”ゴーサイン”を出したと言われる。さらには、オリンピック・リヨンの16歳ラヤン・チェルキもリストアップしていると言われる。

 そうしたなか、ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督のもとで進化を遂げてきた、21歳のウパメカノもリストアップ。フランスユース代表のレギュラーを務め、同A代表のディディエ・デシャン監督から期待を寄せられる存在で、ジダン監督も気に入っているという。

 何よりウパメカノは2021年6月30日にライプツィヒとの契約満了を迎えるが、これまでのところ契約延長に応じる姿勢を見せていない。となると、ライプツィヒは違約金を獲得できるこのオフに、売却したいと考えているのだ。

 ウパメカノの違約金は6000万ユーロ(約71億円)に設定されている。しかし仲介人は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、高額で売却するのは難しい情勢であり、妥協する可能性もあると示唆する。

 とはいえ人気銘柄であるウパメカノには、マンチェスター・ユナイテッド、FCバルセロナ、アーセナルFC、バイエルン・ミュンヘンと、メガクラブが揃って獲得に向けて手を挙げようとしている。

 久保建英、ヴィニシウス、ロドリゴ、ヘイニエル……「白い巨人」は世界の有望株を獲得し、新時代の基盤を築こうとしている。クラブやジダン監督はウパメカノがすでに示している、セルヒオ・ラモスのようなキャプテンシーも高く評価しているという。今度は最終ラインの”ダイヤの原石”の獲得なるか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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