本田圭佑がブラジルの労働者デモからベーシックインカムの重要性を訴える

本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「経済崩壊の方が命に関わる危機だという人が多いという現実。もうこうなると正解は分からんよね」

 ブラジル1部のボタフォゴFRに所属する元日本代表MF本田圭佑が4月12日から13日にかけて、自身のSNSのツイッター(アカウントは @kskgroup2017 )にて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ブラジルで起きている労働者デモを引き合いに出して、生活の安定している国で今こそベーシックインカムを導入すべきだと訴えた。

 本田によると、ブラジルでも新型コロナウイルスの感染拡大によって、企業をはじめあらゆる経済活動の自粛を続けてきたが、ここに来て、「働かせろ」と多くの人が訴え始めているというのだ。経済的に困窮する人たちが、休んでいては収入がまったく入ってこない、と嘆き、デモまでも起きている。つまり、そう考えている人が他にも数多くいるという。

 本田はつぶやく。

「今、僕がいるブラジルはこんな状況です。新型コロナよりも、経済崩壊の方が命に関わる危機だという人が多いという現実。もうこうなると正解は分からんよね。」

 いったい、誰が正しいのか? どの立場に立つかで、考え方は変わってくる。

「Stay Homeというのは生活が安定している国であるということ。政府が国民のことを一生懸命考えてくれるだろうという信頼が一定あること。が条件。 様々な理由から家にいろ!って言われたところで、1ヶ月後に子供に食わせる金がない、政府は信頼できないってなりゃ、そりゃ外に出て働くよね」

 資本主義社会の一つの矛盾と言える。その軋轢が、まずブラジルで、本田の目の前で、明らかになってきている。

「半強制自粛は給付とワンセット。それはその通り」

 本田はそのように12日に投稿。そして13日、英語でメッセージを発信する。

It’s easy to say “stay home”. Everyone understand that a life is the most important and they also don’t want to take the risk. But people must be insured their basic income by the government. #in #many #countries

「『ステイホーム』と口で言うのは簡単です。誰もが命こそ最も大切だと理解しています、そしてリスクを冒したくもありません。しかし、人々は政府によるベーシックインカムによって生活が補償されなけければいけないでしょう、多くの国で」

 今、いかに生き延びるのか――。そのための”安心”を政府は与えるべきだ。そのように日本にも訴えていると言える。

関連記事:久保建英がレアル・マドリード復帰へ意欲「今はすっかりマドリディスタです」FC東京、横浜FMへの感謝も語る

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads