遠藤航のシュトゥットガルト、90+7分にVARから痛恨敗戦。「議論の余地あるが…」マリオ・ゴメス嘆く
シュトゥットガルトの遠藤航。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ハンドからPKを与えて、3部からの昇格チームに。
[ブンデスリーガ2部 26節]ヴィースバーデン 2-1 シュトゥットガルト/5月17日/BMWスタジアム
日本代表MF遠藤航が所属するVfBシュトゥットガルトはリーグ再開初戦となったアウェーでのSVヴェーエン・ヴィースバーデン戦、90+7分のラストプレーでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を介入したあとのOFR(オン・フィールド・レビュー)を経てPKを決められ、1-2で敗れた。遠藤はアンカーでフル出場している。
今季3部リーグから昇格した相手に対し、シュトゥットガルトは前半から主導権を握るものの得点を奪えずスコアレスで折り返す。すると50分、逆に先制点を与えてしまう。
それでも特例ルールの交代5人枠をフル活用したあとの83分、ゴンザレスが決めて1-1の同点に追いつく。
しかし、アディショナルタイムだった。90+3分、ゴール前の競り合いでハンドがあったのではないかとVARが介入。そして主審が実際に画面を確認したあとPKを宣告。90+7分、これを決められてアウェーチームは痛恨の1敗を喫した。
シュトゥットガルトの元ドイツ代表FWマリオ・ゴメスは試合後のコメントをクラブ公式サイトに掲載し、「この敗戦にガッカリしている」と肩を落とした。
「この敗戦には本当にガッカリしています。前半は良いプレーを見せていましたが、リードする機会を逸してしまいました。後半途中からはスペースを与えすぎてしまった。反撃から痛い目にあい、それでも1-1に追いつくことができました。最後は議論の余地があるペナルティキックでしたね。ただ、この敗戦を招いたのは、何より自分たちの責任です」
シュトゥットガルトは13勝6分7敗で、ハンブルガーSVと勝点45で並んでいるが、得失点差で3位に後退。自動昇格圏から一歩後退してしまった。
遠藤はリーグ戦、13試合連続フル出場で、通算14試合・0得点。
シュトゥットガルトはこのあと、24日にアウェーでのホルスタイン・キール戦、そして28日にホームで昇格争いをするハンブルクとの大一番を迎える。
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[文:サカノワ編集グループ]