【札幌】ク・ソンユンが兵役のため大邱に移籍「コンサドーレで皆さんに応援してもらい、人生が180度変わった」
札幌のク・ソンユン。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
北海道に渡るまでは「ベンチにも入れないような選手でした」。復帰を“約束”する。
北海道コンサドーレ札幌は5月29日、GKク・ソンユン選手が韓国Kリーグの大邱FCに完全移籍すると発表した。兵役によるため。
ク・ソンユン(具聖潤 / GU Sung-yun) は1994年6月27日生まれ、195センチ・82キロ。韓国出身。
これまでのキャリアは、在鉉中(大韓民国) ― 在鉉高(大韓民国) ― セレッソ大阪U-18 ― セレッソ大阪 ― 北海道コンサドーレ札幌(2013年~)。韓国代表2試合出場。
2019シーズンは、J1リーグ33試合、ルヴァンカップ1試合に出場。今季はJ1リーグとルヴァンカップ、それぞれ1試合に出場している。
▼ク・ソンユンのコメント
「新型コロナウイルスで大変な状況ですが、このようなお知らせになり申し訳ないと思っています。
今シーズン、頑張って皆さんと一緒に戦って、チームの目標であるACLやリーグタイトルを目指して頑張りたかったのですが、自分には国の義務があります。早く戻ってきたいという思いがあり、予定より早く帰国することに決めました。皆さんにご理解いただきたいと思います。
韓国のチームでは、人間として選手としてもっと成長して、いつかまた札幌に戻ってきてプレーして、皆さんと熱い試合をしたいです。
コンサドーレに来るまではベンチにも入れない選手でした。僕の能力を信じて加入させてもらって、開幕戦から起用してもらいました。そこから皆さんに応援してもらって、自分の人生が180度変わるくらい、いろんなことがありました。
この6年間は忘れません。
ありがとうございました」
札幌は公式ツイッター(@consaofficial )で、「Thankyou GU Sung Yun 25。アウェイのサポーターにも、勿論ホームのサポーターにも、ゴールマウスから深々とお辞儀するソンユン。 いつかまた、共に戦うその日まで。 いってらっしゃい、ソンユン」と、札幌の守護神に温かいメッセージを送っている。
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[文:サカノワ編集グループ]