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19歳になった久保建英、メッシと肩を並べるドリブル成功「1位」。FC東京からスペインに渡り1年

リオネル・メッシ(左)と久保建英(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

欧州の多くのメディアで話題に、「KUBOの能力もまた圧巻だ」と絶賛。

 スペイン(ラ・リーガ)1部のレアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍している日本代表MF久保建英が6月4日、19歳の誕生日を迎えた。

 FC東京からスペインに渡って、ちょうど1年が経とうとしている。そうしたなか、ヨーロッパの複数メディアが紹介し話題となっているのが、久保がこれまでラ・リーガで記録している記録。FCバルセロナのリオネル・メッシと肩を並べているというのだ。

 ドイツメディア『フスバル・オイローパ』はこのほど、「データが示す:久保建英はすでにリオネル・メッシと負けず劣らず素晴らしい」と題した記事を掲載。記事では、32歳になるメッシのドリブルは今なお類稀で芸術的な域にあると評す一方、「久保の能力もまた圧巻だ」と絶賛する。

 そして、久保が「日本のメッシ」と呼ばれる由縁について、バルセロナのカンテラ出身であることなど、これまでのキャリアを紹介している。何より久保自身もこれまで、憧れの存在にメッシの名前を挙げてきた。

 今回取り上げているのは『アレビア・アナリティクス』が提供した今季1試合平均のドリブル成功数だ。久保はこれまで90分換算で「5.4回」を記録。なんとこの数字がメッシとまったく同じで並んでいて、目下1位だという。

 3位はレアル・ベティスのフランス代表MFナビル・フェキルで5.3回、4位はセビージャFCのルーカス・オカンポスで4.5回と続く。

 首位バルセロナに対し、片や20チーム中18位のマジョルカ。相手に主導権を握られ守備に追われることの多い条件下、久保はこの突出した数字を叩き出している。マジョルカの攻撃の中心を担いつつあることをも物語っているデータだ。

 ラ・リーガは6月11日に無観客試合で再開することが決まった。マジョルカは6月13日(日本時間14日5時開始:DAZNで中継)、そのバルセロナとホームで対戦する。メッシは2日に右足内転筋を痛めたと報じられ、二度目となる二人の対決実現は微妙な状況となっている。

 マジョルカは、レアル・マドリードに続く首位叩きなるか――。久保にとっても、ある意味、運命的とも言える楽しみなカードでリスタートを迎える。

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[文:サカノワ編集グループ]