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「無観客試合」新名称、9000人が“応募”。受付は今日まで[日本トップリーグ機構]

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

Jリーグ村井チェアマン「みんなが使える言葉が生まれれば」。ツイッターでハッシュタグ「#無観客試合を変えよう」を付けて投稿を!

 日本トップリーグ連携機構(川淵三郎会長)が各競技のトップリーグとともに連携して無観客試合に代わる名前の募集を行っているが、締め切りが今日9日までとなっている。同機構は「世の中を前向きにするべく、奮ってご参加ください」と呼び掛けている。

 同機構は、なでしこリーグ、Fリーグ、Jリーグ、Vリーグ、Bリーグ、バスケットボール女子日本リーグ、日本ハンドボールリーグ、ジャパンラグビートップリーグ、アジアリーグアイスホッケー、日本女子ソフトボールリーグ、Xリーグで構成されている。

 Jリーグの村井満チェアマンは同日に行われたJリーグ実行委員会のあとのオンラインでの記者会見で、ツイッターにより9000人の“応募”があったという報告を受けたと語った。そのうえで、「(無観客試合について)今回はファンとサポーターを守るためであり、制裁と一線を画すもの。気持ちは一緒に応援する、ということをなるべく努力し、工夫していきたいです。(ネーミングに関しては)競技団体の垣根を超えて、みんなが使える言葉が生まれるといいなと思っています。決して強制するものではなく、自然発生的なものに委ねたいと考えています」と語った。

 今回、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が解かれ、新しい生活様式の名の下に社会が動き出すなか、政府の見解などをもとに、基本的にはまず無観客での試合開催から、段階を踏んで観客を増やしていく形が取られる。

 しかし「無観客試合」とは、プロスポーツ界では懲罰的な意味合いが強く、同機構の川淵会長は「この厳しい時代の中、みんなで前向きなことを一緒に考える時間を共有し、実際に良い名前に変えて、未来を少し明るく変えられたら、素敵じゃないかと考えたのです」と呼び掛けている。

 応募方法は、Twitterで「#無観客試合を変えよう」をつけて投稿する形を採用。期間は今日6月9日23時59分まで。日本トップリーグ連携機構の公式サイトに応募規約が掲載されている。

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[取材・文:塚越始]

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