【Jリーグ】2週に一度のPCR検査開始、最大1回3580人。12月のシーズン終了まで
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
対象はJリーグ58チーム各最大60人、審判員・その他関係者最大100人。
Jリーグは6月19日、同27日に再開・開幕するJ2リーグとJ3リーグ、また7月4日のJ1リ ーグに先立ち、全選手とチームスタッフなどを対象とした唾液採取によるPCR検査を開始したと発表した。
PCR検査は、身体接触を伴うサッカーの競技上の特性を踏まえて、フィールドに立つ選手や審判員が新たな感染源になってしまう可能性をできるだけ抑えるために実施するもの。 検査は、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)内に検査センターを立ち上げ、民間の検査機関と連携し、 約2週間に1回の頻度で12月のシーズン終了まで定期的に行う。
Jリーグでは、チームから試合ごとにメンバー登録(エントリー)を受け付けているが、今後の2020シーズンの公式試合では、原則として、Jリーグが定めた直近の検査で「陰性判定」を受けた選手とスタッフにエントリーが認められる。
また今後、検査手法や結果開示などを通じて、スポーツ界、医学界に貢献できるよう進めていく。同時に、新型コロナウイルス感染症に関する最適な検査体制に関し、引き続き、政府や関連省庁、専門家などによる見解に基づき、よりよい検査体制の構築に努めていくという。
■Jリーグが実施するPCR検査に関する概要
・検査対象 J1・J2・J3全56クラブの登録選手
・チームスタッフ、Jリーグ登録審判員、その他関係者
・検査開始日:2020年6月19日より順次実施
※一部クラブは6月18日に実施
・検体数(最大) 3580 検体/回
(内訳:Jリーグ58チーム各最大60人、審判員・その他関係者最大100人)
◆検査の前提◆
◎社会のニーズに対して検査が十分に供給されていること
◎医療に過大な負荷をかけることなく実施できること
▼備考▼
検査結果については、Jリーグコロナ検査センターより、各回、検査数、陽性例数の各合計を開示。
関連記事:【鹿島】Jリーグ初のPCR定期検査に白崎凌兵は理解「しっかり安全が確認できる。やっていくべきだと感じました」
[文:サカノワ編集グループ]