「裏天王山」久保建英が奮闘もマジョルカ痛恨ドロー。“あと3分”で降格圏脱出ならず
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
最下位レガネスと1-1、久保は6試合連続先発。次節はアウェーでのレアル・マドリード戦。
[スペイン1部 30節] マジョルカ 1-1 レガネス/2020年6月19日(日本時間20日2:30)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
新型コロナウイルスの影響による中断明け3節目を迎えたスペインリーグ(ラ・リーガ)、18位のRCDマジョルカがホームで最下位のCDレガネスに先制しながらも試合終盤に追い付かれ、1-1で引き分けた。日本代表MF久保建英は81分まで出場して奮闘。マジョルカは勝点26に伸ばしたが、順位を上げることはできなかった。
久保は再開後リーグ3試合連続、通算6試合連続でスタメン出場を果たした。右ウイングで登場した久保はボールの収めどころとして起点となり、何度かカウンターからボールを持ち運びチャンスを作り出した。その鋭利なドリブルでファウルをもらい、相手チームに2枚のイエローカードを誘発した。
試合は9分にサルバ・セビージャの直接フリーキックで、ホームチームが先制。その後は、レガネスに主導権を握られ、ホームチームは5バックにするなど対応する。
それでもバランスは改善されず、81分に久保とセビージャを交代。しかし流れは変わらず、試合終了が迫る87分、久保と同じくレアル・マドリードからレンタル移籍中のオスカル・ロドリゲスに、クロスバーを叩いてゴールネットを揺らす無回転フリーキックを決められてしまう。結局1-1のまま、勝てば残留へ大きく前進した「裏天王山」は痛み分けに終わった。
久保はリーグ通算27試合出場・3得点・3アシスト。マジョルカは7勝5分18敗(29得点・50失点)で暫定18位のまま。勝てば暫定で降格圏を脱出できただけに、悔やまれるドローゲームに……。次節は6月24日(日本時間25日5:00)、アウェーで2位レアル・マドリードと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]