【鹿島】プロ23年目のGK曽ヶ端準が語る総力戦でも大切にすべき心構え「一人ひとりが全試合に出るんだという気持ちが大事に」
鹿島の曽ヶ端準。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今年41歳、「そのための準備をしていく」と意気込みを語る。
J1リーグ鹿島アントラーズの今年41歳を迎えるチーム最年長、GK曽ヶ端準が6月26日、オンラインでのメディア取材に応じて、プロ23年目に懸ける意気込みを語った。
曽ヶ端は現在の状態について、「全体練習が始まってから徐々に良くなってきています。気温のところで、涼しくなったり、暑くなったりで、コンディションの面で疲れも出てくるかと思いますが、今はすごく良いです」と手応えを語った。
そのうえでプロキャリア23年目の目標として、「優勝するためにやるシーズンであることは変わりません」と語ったうえで、曽ヶ端自身、全試合に出場するための準備をすると強調した。
「(再開後は)連戦で全員の力が必要になりますが、それでも、一人ひとりが全部の試合に出るんだという気持ちがすごく大事になると思います。僕自身もそういう気持ちをもって、全ての試合に出られる準備をしていきたいです」
新型コロナウイルスの影響による中断期間、チームから与えられたメニューをこなしながら、自転車を購入して、子供とともに近所をサイクリングして気分転換をかねながら体を動かしたりもしてきたという。
「ここまで年がいくと、一度休むと戻すのが大変です(苦笑)。そのなかで自分自身でできる範囲で体を動かして、コンディションは落としすぎないように意識してやってきました」
いよいよ7月4日は川崎フロンターレとのアウェーゲームで再開する。まずは無観客によるリモートマッチでの開催となる。
「僕自身も経験していないので何とも言えないところはありますが、指示の声が通るのはプラスだと思います。お客さんが入っているのを含めて試合だと思いますから、そこに辿り着けるように、僕たちも気を付けながら生活をしないといけない。いろいろな方たちの協力があってこの試合を迎えられたので、ここからステップを踏んでいけるように、一方でゲームになれば厳しく、勝ちを求めてみんなで戦っていきたいと思います」
1998年から鹿島で蓄積してきた経験。曽ヶ端がしっかりとリーグ再開に照準を合わせ、調子を上げてきた。
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[取材・文:塚越始]