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【FC東京】旅立つ橋本拳人に長谷川健太監督がゲキ「最初は使われるタイプかなと思った」「ボランチで使えば日本代表になれると期待した」

FC東京の橋本拳人。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

浦和戦での勝利を置き土産にロシアへ。「チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで各国の強豪クラブと対戦する姿を楽しみにしています」

[J1 5節] FC東京 2–0 浦和/2020年7月18日19:00/味の素スタジアム

 FC東京の日本代表MF橋本拳人が7月18日、浦和レッズ戦を最後にロシア1部リーグのFCロストフに旅立つ。その進化を間近で見守ってきた長谷川健太監督が浦和戦後、教え子に熱いエールを送った。

 2018年の就任時、指揮官は橋本の起用法を思案したことを明かす。

「拳人はどちらかというと、『行く』ほうで、どちらかと言えば使われるタイプなのかなと思っていました。ただ一緒にやってみて、意外としっかりポジションを取れますし、ボランチで使っていけば、日本代表になるぐらいの選手になっていくのではないかなと期待して起用していきました」

 すると、その期待に応え橋本はボランチとして頭角を表していった。

「本当にこちらの期待以上と言いますか、彼がチームの中心に成長して、ボランチで攻守のつなぎ役としてプレーし、チームとともに成長してくれたと思います」

 ここ数年のチームの復活を支えた。その心臓でもある。指揮官は橋本が抜けることは間違いなく痛いと語る一方、新たなボランチであり「18番」の出現を待ち望んでいた。

「もちろん拳人がいなくなることはチームにとって非常に痛いですが、拳人の背中を見て育った若手がまた出てくれることを信じて、みんなでその穴を埋めて、これからまた戦っていきたいと思います」

 そして橋本には、より“ビッグな存在”になってほしいとエールを送っていた。

「拳人は覚悟を固めて決断したと思います。ぜひ! ヨーロッパで成功して、また日本代表で活躍する姿を見たいです。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで各国の強豪クラブと対戦する姿を楽しみにしながら、これからの成長と活躍を期待したいです」

 FC東京の下部組織から育てられてきた橋本がロシアで、FC東京であり日本の代表として、全力を懸けてボールを奪い勝利を目指す。

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[文:サカノワ編集グループ]