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久保建英がマジョルカでの1年に感謝「選手として人として大きく成長させてくれた」。レアル・マドリードからのレンタル期間満了に

写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

スペイン1部での日本人最多35試合に出場、4得点・5アシストを記録。

[スペイン1部 38節] オサスナ 2-2 マジョルカ/2020年7月19日(日本時間20日)/エスタディオ・エル・サダール

 RCDマジョルカの日本代表MF久保建英が日本時間7月20日、スペイン(ラ・リーガ)1部リーグ最終節のCAオサスナ戦を終えたあと、自身のSNSのインスタグラム(アカウントは @takefusa.kubo )を更新して、マジョルカの練習時の和やかな集合写真とともに、ファンやクラブの仲間に向けた感謝のメッセージを綴った。

 19歳の久保は次のように、スペイン語で記した。

「まず1年を通して、素晴らしいサポートをしていただき有り難うございます。そして目標を達成できず、本当にすいませんでした。長く忘れられない思い出の詰まった1年。最初に選手、コーチングスタッフ、マネジャーの皆さんがとてもよくしてくれたお陰で、1週間でアットホームな気持ちになれました。選手としても人としても大きく成長させてくれました。改めて有り難うございました」

 レアル・マドリードからマジョルカに今季期限付き移籍した久保は、スペイン1部では日本人最多となるリーグ通算35試合に出場し、4得点・5アシストを記録。チームは9勝6分23敗(40得点・65失点)の勝点33、20チーム中19位で2部降格が決定している。オサスナ戦は、前節の時点ですでに2部降格が確定していたこともあり、新型コロナウイルスの影響による中断明け全試合に先発していた久保は59分から途中出場。中央でボールをためて、アンテ・ブディミルのゴール(チーム2点目)の起点となり、勝点獲得に貢献した。

 リーグ再開後は、週末とミッドウィークの厳しい連戦が続き、日程は約1か月延長された。無観客での開催によりリーグ戦を終えたことで、久保の保有権は一旦、レアル・マドリードに戻ることになる。

 今季プリメーラを制したレアル・マドリードは8月7日に再開される欧州チャンピオンズリーグ(CL)に臨むため、久保の来季に向けた動きが具体的になるのは、同大会を終えてからになるか。今季のCLは準々決勝から決勝まで一発勝負に変更され、決勝は8月23日にポルトガルのベンフィカで開催される。

 1年で降格してしまうことになったが、マジョルカでも多くのファンを魅了し、愛されてきた。久保は来季、一体どこの、何色のユニフォームを着るのか――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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