ハノーファー原口元気が室屋成に太鼓判「とにかく力強く走る。俺より強い」
ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
昨年11月の日本代表対ベネズエラ代表戦に揃って出場。
J1リーグのFC東京に所属する日本代表DF室屋成が、ドイツ・ブンデスリーガ2部ハノーファー96に完全移籍することが決まった。ハノーファーは8月14日、クラブ公式サイトで新たにチームメイトを迎え入れることになった原口元気のインタビューを掲載。ハノーファーで3シーズン目を迎える日本代表MFは室屋について、「とにかく力強く走る。俺より強く」と太鼓判を押している。
クラブ公式サイトでは、昨年11月19日に吹田スタジアムで行われた国際親善試合の日本代表対ベネズエラ代表戦(〇4-1)で、二人が揃ってプレーしていることも紹介。原口は室屋について、「室屋はスーパーな選手で、日本代表にも選ばれ、とても勤勉」と称賛するとともに、ハノーファーへの加入を歓迎している。
「もちろん何より彼が来ることを喜んでいます。まず少しは彼を手助けしたいです。彼の走力は尋常ではなく力強さもある。俺より力強い」
そのようにハノーファーの10番は、室屋がチームの新たな原動力になることを“約束”している。
また、ハノーファーのスポーツダイレクターを務めるゲルハルト・ツーバー氏は次のように室屋を評価している。
「“SEI MUROYA”は技術的な違いを見せつけられ、スピードがあり、両足を高いレベルで使いこなせるディフェンダーで、素晴らしいクロスを放てます。勇ましいメンタリティと、最後まで走り抜く絶対的なタフさも持ち合わせています。ムロヤは右も、左も、両サイドバックでプレーできます。私たちのチームに、間違いなく大きな価値をもたらしてくれるでしょう」
室屋は1994年4月5日生まれ、大阪府出身、26歳。176センチ・70キロ。キャリアは、青森山田高校 ― 明治大学 ― FC東京 ― ハノーファー。2019シーズンにはJリーグベストイレブンに選出されている。J1リーグ通算107試合・2得点、日本代表10試合・0得点を記録。今季はJ1リーグ9試合・1得点。
8月15日のJ1リーグ10節の名古屋グランパス戦(19:00キックオフ/味の素スタジアム)が、室屋のFC東京での最後の活動日となる。
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[文:サカノワ編集グループ]