鹿島が来た、5連勝!ザーゴ監督「前半は完全に相手を抑えた」。清水6連敗、クラブワーストにリーチ
鹿島のエヴェラウド。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
エヴェラウドが大台10点目。
[J1 16節] 清水1-2鹿島/2020年9月12日/IAIスタジアム日本平
J1リーグ16節、鹿島アントラーズがエヴェラウド、土居聖真のゴールを守り切り、清水エスパルスに2-1で勝利を収めた。これでリーグ5連勝。一方、清水はタイ代表FWティーラシンが開幕戦以来、今季2点目を決めたものの一歩及ばず、6連敗を喫した。
鹿島は29分、杉岡大暉のハイプレスからボール奪取に成功し、ファン・アラーノを経て、最後はレオ・シルバのキラーパスをエヴェラウドがしっかりコントロールして落ち着いて流し込み、先制に成功した。すると清水が動揺したところに畳みかけ、32分、敵陣でのスローインを犬飼智也がカット。鮮やかな連係で打開し、和泉竜司の背中に目が付いているかのようなヒールパスを、土居聖真が正確に合わせて、リードを2点に広げる。
その後は両チームともに選手を入れ替えて、清水は反撃し、鹿島は勝利を目指す。
迎えた79分、ホームチームがコーナーキックの流れから連続して攻撃を繰り返すと、78分、3試合メンバー外のだったティーラシンが鋭い右足のショットを突き刺して、1点を返した。
その後は清水も反撃を試みたが、最後は2種登録選手の成岡輝瑠のシュートも枠を捉え切れず……。鹿島が2-1で勝利を収めた。
ザーゴ監督は試合後の記者会見で、次のように総括した。
「試合前から厳しい試合になると予想していました。前半に得点が決まりましたが、そのあとが重要でした。後半はチャンスを決め切れずにいると、集中を欠き1点を与えてしまいました。そこから得たチャンスもモノにできませんでした。前半は素晴らしく完全に相手を支配しましたが、後半は別の試合になってしまいました」
鹿島は5連勝、エヴェラウドはリーグ二桁ゴール(10点)に乗せた。一方、スタメンを6人入れ替えた清水だが6連敗。96年に記録したクラブワーストの7連敗にリーチがかかった。
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[文:サカノワ編集グループ]