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内田篤人がJFAの「ロールモデルコーチ」就任。U-19代表合宿に参戦へ

鹿島での内田篤人。写真;徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

反町康治技術委員長「まだグラウンドが似合う存在」「選手に一番近い存在であってほしい」。

 日本サッカー協会は9月13日、ロールモデルコーチとして、内田篤人氏を迎え入れると発表した。今後内田氏にはアンダーカテゴリーの代表チームをはじめ、JFAが取り組む若年層の強化および普及に関わる活動に参加してもらい、 世界の舞台で培った内田氏の持つ経験、知見を後進の育成に当ててもらうという。

 内田氏はさっそく9月14 日から始まるU-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加する。

 内田氏は1988年3月27 日生まれ、静岡県出身、32歳。これまでのキャリアは、鹿島アントラーズ ― FCシャルケ04 ― ウニオン・ベルリン ― 鹿島。日本代表歴74試合・2得点。日本人初となるUEFAチャンピオンズリーグ、ベスト4進出。ワールドカップ(W杯)には2010年、2014年の2大会に出場している。

 反町康治技術委員長は次のようにコメントしている。

「今回、内田篤人氏をロールモデルコーチとして迎え入れることができ、大変嬉しく思います。 内田氏は代表レベルではワールドカップ2回、オリンピック、U-20ワールドカップとさまざまな世界大会に出場し、またクラブレベルでも鹿島アントラーズのリーグ3連覇やシャルケのUEFAチャンピオンズリーグベスト 4 進出に貢献するなど、国内外で数多の経験を有しています。

 この経験と知識は日本サッカー界にとって大きな財産であり、これから世界を目指す選手たちのロールモデルとして多くのものをもたらしてくれることを願っています」

 内田氏は一言、「頑張ります!」とコメントしている。

 同日にメディア対応した反町技術委員長は、次のように説明した。

「(内田がコーチングライセンスを持っていないものの)選手に一番近い存在であってほしいと思っています。U-19日本代表の選手にとっては真剣な3日間で、内田氏には合宿に前日入りしてから今後すべてのコーチングミーティングに参加してもらい、本人も同じく真剣に臨みます。まだグラウンドが似合っている存在。例えばちょっとでもプレーすることで、メッセージを送ってもらいたいです」

 今後はスポットでの参戦となる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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