【神戸0-1C大阪】柿谷曜一朗が「感覚が完全に一致したゴール」、数的不利をはねのける決勝ヘッド!
C大阪の柿谷曜一朗(2019年9月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
イニエスタが久々スタメン復帰も…C大阪の堅守を崩せず。神戸はホーム7戦勝ち星なし。
[J1 25節] 神戸 0-1 C大阪/2020年9月16日19:00/ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ25節、セレッソ大阪が数的不利で戦いながら柿谷曜一朗のヘディングによる今季初ゴールが決勝点になり、ヴィッセル神戸に1-0の勝利を収めた。
ホームの神戸はアンドレス・イニエスタが8月19日の11節・柏レイソル戦(●2-3)以来の先発復帰。神戸の8番が中盤でしっかりボールをためて起点になり、セットプレーからも多くのチャンスを作り出す。しかし前線の迫力不足は否めず、なかなか押し込めない。
そうしたなか33分、都倉賢がセーブに来たGK前川黛也の頭を蹴り、一発レッドカードで退場処分を受ける。前川はピッチ上で緊急の治療を受けて立ち上がりプレーに戻った。
その後は神戸がほとんどの時間でボールを握り、一方、C大阪は柿谷を前線に残して“ワンチャンス”を狙う。
迎えた62分、レアンドロ・デサバトのクロスに対し、後方から走り込んだ柿谷がダンクレーの前でジャンプヘッド! 正確にコントロールされたボールがゴールネットを揺らし、数的不利だったアウェーチームに先制点をもたらした。
その後、神戸は68分の「3枚替え」など新たな選手を投入して圧力を強めていく。それに対し、C大阪もブルーノ・メンデスを入れて、カウンターの武器を放って対抗する。
終盤、神戸はパワープレーでチャンスを作り出したものの、ゴールを奪えず……これでホームでは7試合勝利なしとなった。
前川のナイスファイト、柿谷の技ありの今季初ゴール、ベンチワークの駆け引きなど、見応えのあった一戦は、C大阪が数的不利をはねのけ、リーグ6連勝を収めた。
柿谷は試合後のフラッシュインタビューで、次のように喜んだ。
「90分間しんどい戦いでしたが、チームとして、しっかりやるべきことをできた結果だと思います。一人少ない分、みんなで走るしかないですし、ボールを回してくるチームなのでよりきつかったですが、しっかりみんなで守り抜いた結果、僕のところにチャンスが来ました。(ゴールについて)感覚が完全に一致したゴールでした。(6連勝について)僕らは優勝を目指しています。上を目指してやるしかありません。川崎が止まらないですが、僕らがくっついていかないとJリーグが面白くならないので、しっかりくっつていきます」
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[文:サカノワ編集グループ]