【鹿島】6連勝を支えるGK沖悠哉が語る「環境」と「循環」。曽ヶ端準デビューの99年に生まれる

鹿島の沖悠哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

鹿島ユース出身、3年目の21歳。「先輩をリスペクトしつつ、責任を持って試合に臨めています」

[J1 17節] C大阪 1-2 鹿島/2020年9月19日/ヤンマースタジアム長居

 J1リーグ鹿島アントラーズのGK沖悠哉が再三のビッグセーブでチームを助け、セレッソ大阪に2-1の勝利を収めた。チームはリーグ6連勝、7試合負けなし(6勝1分)。その7試合全てで先発フル出場しているのが背番号「31」をつける沖だ。

 鹿島ユースから昇格3年目、21歳の新守護神候補は、8月8日のサガン鳥栖戦で初先発を果たすと、2-0の完封勝利を収め結果を残した。

 そして先発復帰したあと、今度は連勝街道を突き進む。

 これまで出場したリーグ8試合は負けなし。最後尾のポジションではあるが躍動感あるプレーで熱量を生み出し、最終ラインからチームを盛り立てている。

「(C大阪戦では)上位のチーム相手に『みんなの力を合わせて勝とう』という話をしていました。(シュートストップについて)まだまだ改善する余地はあると思います」

 沖が試合に出れば試合に負けない。不敗神話が続いている。

「そこは気にしていません。こうしてチームにいい流れが来ていますが、試合に出られずにいる選手もいて、ゴールキーパーのポジションは一つしかありません。ソガさん(曽ヶ端準)、(クォン)スンテさん、山田(大樹)とキーパーがいて、日ごろの練習から手を抜くことはありません。先輩がやっているから、自分もやらなければいけないと思わせてくれます。そういった環境、循環ができています。先輩をリスペクトしつつ、責任を持って試合に臨めています」

 そのように鹿島のGK陣4人の代表としてピッチに立っているというプライドが、自信につながっているという。

 沖が生まれた1999年、奇しくもプロ2年目の曽ヶ端がリーグデビューを果たしている年である。年齢差は実に20歳だ。

 ともに鹿嶋市と鹿島ユース出身であり、沖が物心ついた時から曽ヶ端は憧れの存在だった。「20歳年上の選手が現役でいてくれることが不思議な感覚で、同じグラウンドで練習できているのは幸せなことです」と沖は大先輩について語る。

 41歳の曽ヶ端もまた向上心を持ち続けている。そこに沖も刺激を受け、自身もまだまだ上達できると思う。

「毎日の練習で学ぶことは多いです。コーチングの質、キャッチングの技術、ポジショニング、それは若いうちに完璧にできればいいですが、まだまだ上手くなれると思っています。ソガさん、スンテさんとも35歳を過ぎてもこの暑さの中の練習で手を抜かずやっている後ろ姿を見ると、自分は若いんだからもっとやらないといけないと思います。素晴らしい先輩です」

 連勝を続けるなか、沖もまた変わらず貪欲に、向上心を一段と強めている。

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[文:塚越始]

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