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相模原、岩手、藤枝、今治が来季J2ライセンス取得!鳥栖に是正通達、秋田は「制裁をすでに受けた」ためJ2昇格条件満たす

SC相模原。(C)SAKANOWA

注意喚起にあたる「特記事項」の財務面に、札幌、仙台、清水、C大阪など17クラブ。

 Jリーグは9月28日、2021シーズンのJリーグクラブライセンスの交付について発表した。いわてグルージャ岩手、SC相模原、藤枝MYFC、FC今治に新たにJ2クラブライセンスを取得した。また、20億円の赤字計上が報告されたサガン鳥栖のみ是正通達が出された。是正通達は2015年に同クラブに出されて以来、二度目となる。一方、先日観客者数の水増し問題が発覚したブラウブリッツ秋田については、「制裁内容は発表されていて、今回の交付には影響はありません」とJリーグ側から説明があった。

 一方、注意喚起にあたる特記事項のうち、財務面で17クラブが対象となった。

 対象は札幌、仙台、秋田、山形、水戸、東京V、湘南、相模原、長野、新潟、清水、磐田、C大阪、鳥取、山口、讃岐、熊本。

 JリーグはJFAから日本におけるクラブライセンス制度の制定と運用の委任を受け、日本におけるライセンス交付機関(ライセンサー)としてJリーグクラブライセンス制度を運営し、Jクラブに対してJリーグクラブライセンスを交付している。このJリーグクラブライセンスの交付判定については第三者機関であるクラブライセンス交付第一審機関(FIB)が行い、FIBの独立性を担保するため、FIB構成員はJリーグ理事・監事、日本サッカー協会(JFA)理事・監事・評議員、ならびにJリーグまたはJFAの専門委員との兼務が認められていない。

 判定結果および判定に関する詳細は下記の通り。

◆判定結果 
J1クラブライセンス
44
札幌・仙台・山形・鹿島・水戸・栃木・群馬・浦和・大宮・千葉・ 柏・FC東京・東京V・町田・川崎F・横浜FM・横浜FC・湘南・ 甲府・松本・新潟・富山・金沢・清水・磐田・名古屋・岐阜・京都・ G大阪・C大阪・神戸・岡山・広島・山口・徳島・愛媛・福岡・ 北九州・鳥栖・長崎・熊本・大分・鹿児島・琉球

J2クラブライセンス

岩手・秋田・相模原・ 長野・藤枝・鳥取・ 讃岐・今治

・施設基準の例外適用申請により岩手、相模原、藤枝、今治が新たにJ2クラブライセンスを取得した。 (昨年はJ3クラブライセンスを取得)

・今治は12月20日のJ3リーグ最終節後、昇格のための順位要件を充足できなかった場合(=スタジアムの短期改修工事を行わないことが確定した場合)、J2クラブライセンスの効力が失われる。

・J3クラブライセンスは、Jリーグ独自にJ3クラブとして最低限必要とされる条件を示したものであり、J1・J2の クラブライセンス制度とは異なるもの。J3クラブライセンスの判定は、Jリーグ理事会の決議事項となっている。

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[文:サカノワ編集グループ]