クエンカ戦列復帰。仙台6連敗でストップも10戦勝ち星なし「今抱える弱さを払拭していかなければ」と木山監督

札幌のアンデルソン・ロペス。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

札幌も3連敗で止めたが、勝ち切れず。ミシャは「後半の10分間で勝利を遠ざけてしまいましたが、選手は死力を尽くして戦ってくれました」。

[J1 20節] 札幌 3-3 仙台/2020年10月3日/札幌ドーム

 J1リーグ20節、北海道コンサドーレ札幌対ベガルタ仙台は撃ち合いの末、3-3で引き分けた。札幌は3連敗、仙台は6連敗で、いずれもストップ。しかし仙台はリーグ10試合勝ち星なし。結果的に、両チームともに悪い流れを断ち切ることはできなかった。

 立ち上がりの劣勢を凌いだ札幌は、25分、福森晃斗のダイアゴナルに切り裂くキックを、金子拓郎ヘッドで折り返す。すると最後はアンデルソン・ロペスが合わせて先制点を奪う。

 すると後半に入り、47分から15分間に5ゴールが決まる撃ち合いになる。

 仙台がハイボールを徹底して畳み掛けると、47と50分にアレクサンドレ・ゲデス、そして57分にコーナーキックから平岡康裕が決めて、一気に3-1に突き放す。

 ただ、ホームチームも負けていない。59分にアンデルソン・ロペスのシュートからのオウンゴール、61分に菅大輝が得点を奪い、3-3に追い付く。

 そこからは再び拮抗した展開に。そして81分、イサック・クエンカが交代出場でピッチに立ち、仙台デビューを果たす。

 試合終盤は札幌が押し気味に試合を進めたが、中央を固める仙台に対し、足をつる選手が続出した影響もあるが、クロスやハイボールの戦いを選択して攻略しきれず。結局3-3で引き分けた。

 仙台の木山隆之監督は試合後のオンラインによる記者会見で、勝利できなかったことを悔やんだ。

「前半はやろうとしているプレーを正直出せませんでした。人にくる守備に押し下げられ、あまり効果的なプレーができず、どちらかというと弱気な前半でした。後半、考え方と立ち位置を考えて、逆転できたことは良かったです。ただそこからの問題が多く、アクティブさを失い少し腰が引けてしまいました。そこで強度を落とさないプレーが必要ではないかと思います。なかなか勝てずにいたなか、逆転まで持っていけたことは評価し、今抱えている弱さを払拭していかなければいけないと感じています」

 札幌のペトロヴィッチ監督も悔しそうに振り返った。

「3-3の結果には満足していませんが、選手が見せたパフォーマンスは素晴らしかったと思います。前からプレスをかけてボールを奪い、いい形が非常にたくさんできました。2点目を取らなければいけない展開でした。後半3失点を喫した、あそこだけが悪い時間帯でした。ただそこからアグレッシブにボールを奪い返し、いい形で得点を決めました。若い選手たちが気持ちをプレーに表現し、規律を持って戦ってくれました。目指す方向性は間違っていなかったことを示せたと思います。後半の10分間で勝利を遠ざけてしまいましたが、選手は死力を尽くして戦ってくれました」

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[文:サカノワ編集グループ]

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