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【清水】平岡宏章新監督が初陣で神戸撃破「ピーターに勝って恩返しを」

神戸戦後のオンラインによる記者会見で、初勝利の喜びを噛み締めた清水の平岡宏章新監督。協力:清水エスパルス

ヴァウド、エウシーニョ、金井貢史のゴールで鮮やか逆転勝利。

[J1 26節] 清水3-1神戸/2020年11月3日/IAIスタジアム日本平

 ピーター・クラモフスキー前監督を解任しコーチだった平岡宏章氏が監督に昇格した清水エスパルスが3-1でヴィッセル神戸に勝利を収めた。5連敗のあと2引き分けだった清水は、8試合ぶりの勝点3を獲得した。一方、神戸は前節ベガルタ仙台に3-2で勝利を収めたものの、ここ6試合で4敗目を喫した(1勝1分4敗)。

 33分に山口蛍に先制パンチを食らったものの、ホームチームは焦れない。全員がハードワークを続けてチャンスを作り出し、60分にヴァウド、75分にエウシーニョ、そして87分に金井貢史が決める鮮やかな逆転勝ち。実に9月19日の17節・湘南ベルマーレ戦(〇3-0)、ホームでは8月8日の9節・北海道コンサドーレ札幌戦(〇3-1)以来となる勝点3を獲得した。

 清水の平岡新監督は試合後のオンラインによる記者会見で、次のように熱く語った。

「今回こうした人事がありまして、私がやれることは、ピーター(クラモフスキー)さん、今矢(直城)コーチ、 安野(努)フィジカルコーチに勝って恩返しをしようと、選手たちにその気持ちをピッチに出してくれと伝えました。そして、こういう状況でもスタジアムに来てくれるサポーターの方々、画面を通じて応援してくれている方々に、最後笑って終えられるように、みんなでハードワークをしようと言ってやってきました。最初からちょっと飛ばし過ぎて、途中疲れてしまったところもありましたが、みんながそこから持ち直して、切れることなく最後まで集中してくれた。それに尽きると思います」

 平岡新監督は選手たちに「戦う集団になろう」と就任時に呼びかけた。そして今回の勝利を掴み取った姿勢に、「少なからず私からは、足をつるまで、声を出し切るまで、声が枯れるまで、みんなが全力を出して戦ってくれたと思います」と頷き評価していた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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