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【横浜FM6-2浦和】J・サントスがハットトリック!大槻監督は「メンタルのコントロールを失った」

横浜FMの水沼宏太。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

マルティノスが古巣相手の意地のゴールを決めたが…。

[J1 27節] 横浜FM 6-2 浦和/2020年11月14日/日産スタジアム

 横浜F・マリノスがジュニオール・サントスのハットトリック、前田大然、小池龍太、水沼宏太の6ゴールで、浦和レッズに6-2の勝利を収めた。浦和はマルティノスが古巣相手に意地の1点を決めている。

 立ち上がりから前線から圧力を掛けるホームチームは、敵陣でピッチの幅を最大限に活用しながらパスをつないでリズムに乗っていく。すると2分、水沼のクロスを受けたジュニオール・サントスが技と力でねじ伏せ、先制ゴールを奪う。得点はなかったものの、オナイウ阿道が最終ラインとボランチの間にできたスペースでボールを収め、相手の嫌な位置で起点を作る。そこから14分までに前田、小池と奪って、リードを広げる。

 そうしたなかで浦和はオウンゴールで1点を返す。さらにもう1点奪えれば試合が動くか……と思われたが、決定的なチャンスをなかなか作り出せない。

 終わってみれば、横浜FMが6ゴールで大勝。前節からスタメン9人を入れ替えるなか、今季ホーム最終戦を快勝で飾った。

 大槻毅監督は試合後の記者会見で、「非常に残念な結果になって申し訳なく思っています。マリノスさんの良さが出るような試合になり、難しかったです。メンタル面を含め、入りのところからコントロールを失ってしまったのがすべてかなと思います」と振り返った。

「最初の失点のところでセンターバックがはがされて失点し、少し重心が下がってしまいました。今日の試合の重要さを選手たちが感じていたなか、前線は前へ行きたくてラインを上げようとしましたが、(守備陣は)ここで一回帰って失点を減らそうとして、メンタルのコントロールのところで、もう少しオーガナイズをとって、試合を進めたかったです」

 また、長澤和輝は「(立ち上がり)ある程度前から行こうとしましたが、相手の個の特徴を生かす形を作ってしまったので、そこはケアしなければいけませんでした」と悔やんだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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