【浦和0-1G大阪】リカルド監督「色々な形でチャンスを作れた」と手応えを得る一方、「ポジションのバランスが悪くなっている」

「純粋なポジションの選手を入れていくことが困難な状況」

[J1 ２節] 浦和 0–1 G大阪／2022年２月26日15:00／埼玉スタジアム2002

　J1リーグ２節、ガンバ大阪戦が福田湧矢のゴールで、浦和レッズに1-0の勝利を収めた。Ｇ大阪は片野坂知宏監督の就任後、公式戦初勝利。浦和は１分２敗といまだ未勝利。

　リカルド・ロドリゲス監督は試合後のオンラインによる記者会見で、プラスの面について、「パフォーマンスには満足しています。もちろん終盤選手に疲れが出ていると感じますが、一丸と戦ってくれました。色々な形でチャンスを作れていたのは良かったと思います」と語った。

　一方、ビルドアップでのミスやカウンターを受けるシーンが何度かあったことについて指摘されると、指揮官は次のように答えた。

「正確性を欠いたり、カウンターを受けたりする場面がいくつかありました。ただこうした我々が目指しているプレーでは起こり得ることで、全ては防げず、その回数を減らすことが大切。チームはすごくいいパフォーマンスを見せて、成長してくれています。１試合ずつ成長しています。勝てる可能性は十分あったと思いますが、これもまたサッカーの一部だと思います」

　岩尾憲の退場により２試合連続で数的不利を強いられ、今回、その退場劇の直後にゴールを決められた。ただ、試合の主導権は今季の中でも一番掴めた。チームの課題を問われると、指揮官は次のように語った。

「今回は疲れもあると思います。ただ現在私たちに起きている問題として、例えば前線の選手はケガ人の影響もありますが、スタートの選手、交代で入る選手、どうしてもポジションのバランスが悪くなっているところはあると思います。

　例えば60分、65分を過ぎたあたりから疲労が溜まってきた時、純粋なポジションの選手を入れていくことが困難な状況にあります。もちろんそれでも違ったポジションの中でしっかりプレーしてくれる選手たちに感謝しています。全員が揃ってしっかりプレーすること、それが早くできるように願っています」

　そのように昨季から感じられていたポジションバランスの悪さについて課題に挙げていた。

　浦和は３月２日、アウェーでリーグ10節・川崎フロンターレと対戦する。

　一方、G大阪は同日ルヴァンカップ、アウェーで大分トリニータ戦が組まれている。

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[文：サカノワ編集グループ]