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“生粋のFW”林陵平が引退を発表「幸せで夢のような現役生活でした」。今季は東京Vから群馬にレンタル

東京Vでの林陵平(右)と平智広(左)(2018年12月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

柏、山形のJ1昇格に大きく貢献。

 J2リーグの東京ヴェルディは11月19日、ザスパクサツ群馬に期限付き移籍中のFW林陵平が今シーズンをもって現役引退すると発表した。生粋のフォワードとして、リーグ通算292試合・65得点を記録。ゴールのみならず、アシストや体を張った守備など、前線にこの男あり、と言える存在感を示してきた。引退後は未定ということだ。

 林は1986年9月8日生まれ、東京都出身、34歳。186センチ・80キロ。

 これまでのキャリアは、清水北FC ― ヴェルディジュニア ― 東京V1969ジュニアユース ― 東京Vユース ― 明治大学 ― 東京V ― 柏レイソル ― モンテディオ山形 ― 水戸ホーリーホック ― 東京V ―  FC町田ゼルビア(2019年8月より期限付き移籍) ― 東京V ― 群馬(2020年3月より期限付き移籍)。柏、山形のJ1昇格に貢献してきた。

 今季は群馬でリーグ28試合・0得点。通算成績はJ1リーグ36試合・3得点、J2リーグ256・62得点、リーグ通算292試合・65得点。ルヴァンカップ5試合・0得点。天皇杯17試合・11得点、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)2試合・0得点、クラブワールドカップ(CWC)2試合・0得点 (11月18日時点)。

 林は次のようにコメントしている。

「私、林陵平は2020シーズンをもちましてスパイクを脱ぐことに決めました。

 厳しいプロの世界でサッカー選手として12年間、嬉しいことも苦しいこともありましたが、どんな状況下でも信念を持ち、サッカーのために全てを捧げてきたことは私の誇りです。

 充実感に満ち溢れた、幸せで夢のような現役生活でした。自分の持てる力は全て出し、やりきりました。

 後悔はありません。

 東京ヴェルディ 、柏レイソル、モンテディオ山形、水戸ホーリーホック、FC町田ゼルビア、ザスパクサツ群馬と沢山の素晴らしいクラブでお世話になりました。

 各チームで共に戦ったチームメイト、スタッフ、チーム関係者、スポンサー、ファン・サポーターの全ての皆様に深く感謝いたします。

 また、プロサッカー選手になるまでにお世話になりました清水北FC、ヴェルディアカデミー、明治大学体育会サッカー部と私のサッカー人生に関わって下さった全ての方にもこの場を借りて感謝を伝えたいです。

 小さい頃からの夢を実現するために支え、応援してくれた両親、兄、自分の意見を尊重し常に隣でサポートしてくれた妻、娘たちには感謝の気持ちでいっぱいです。

 ありがとう。

 今後につきましてはまだ何も決まっていませんが、サッカーが大好きなので、今後もサッカー界に恩返し出来るようどんな形でも携わっていきたいです。

 最後に、ファン・サポーターの熱い声援が常に私を奮い立たせ、支えてくれました。 勝利の瞬間、ゴールを決め共に歓喜した瞬間を忘れる事はありません。

 本当にありがとうございました!

 残り8試合も持てる力を全て出して戦います。 最後まで応援よろしくお願いします」

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[文:サカノワ編集グループ]

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