【ACL】イニエスタ鮮烈ショット、神戸が上海上港を下しアジア8強!左足でDF3人無力化、GK股抜き
ACLの上海上港戦、神戸のアンドレス・イニエスタが先制点を決める!(C)VISSEL KOBE
西大伍が追加点を奪取。相手の汚いラフプレーに苦しんだが、しっかり無失点に抑える。
[ACL 決勝T1回戦] 神戸 2-0 上海上港/2020年12月7日(日本時間19:00)/ハリファ・インターナショナル・スタジアム
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)、J1リーグのヴィッセル神戸が中国超級リーグの上海上港を相手に、アンドレス・イニエスタの鮮やかな先制弾、さらに後半開始直後の西大伍のゴールで2-0の勝利を収めた。神戸は初めてのアジアの舞台でベスト8進出を決めた。
立ち上がりは一進一退の攻防が続き、主導権を探り合う展開に。すると個々の総合力で上回る神戸が、次第にボールを支配する時間を増やしていく。
迎えた31分、山口蛍の縦パスをペナルティエリア内で受けた元スペイン代表の神戸「8」番が、相手DFと駆け引きをしながら左に持ち込み次第にゴール前へ。そして3人の間を縫うように、狙い澄ました左足のショットを放つ。するとGKチェン・ウェイにブロックされながらも股を抜く鋭いショットをねじ込み、神戸に先制点をもたらした。
一方、ヴィトール・ペレイラ監督といざこざを起こして元ブラジル代表FWフッキがメンバー外となっている上海上港だが、オスカルを中心に反撃。36分、神戸ゴール前で与えた直接フリーキックは、オスカルの狙い通りに壁の間を抜けてきたが、わずかに枠を外れて、神戸は命を拾う。
さらに50分、チェイシングからボールを奪った古橋亨梧のクロスに、西が合わせて貴重な追加点を奪取! これで上海上港の士気は一段と下がった。
その後、神戸は足を傷めたイニエスタを早々にベンチへ下げる。相手の汚いケガを負わせようとするようなラフプレーに苦しみながらも、しっかり試合をコントロールして、2-0の無失点に抑えて勝利を収めた。
Jリーグ勢では、このあと横浜F・マリノスが日本時間23時から、韓国Kリーグの水原三星ブルーウイングスと対戦する。
神戸は12月10日の準々決勝に臨む。準々決勝のカードは再抽選で決まる。
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[文:サカノワ編集グループ]