【湘南】鈴木冬一がスイス1部ローザンヌに完全移籍「曺貴裁さんからたくさんのことを学んだ」
湘南の鈴木冬一。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
齊藤未月とともに1998年の中田英寿以来、クラブからの生え抜きの欧州1部移籍。16日のセレモニーで、ファンにあいさつ。
J1リーグの湘南ベルマーレは12月15日、MF鈴木冬一( SUZUKI TOICHI )がスイス・スーパーリーグ(1部)のFCローザンヌ・スポルトに完全移籍することが決定したと発表した。正式契約はメディカルチェックのあとになる。12月16日に行われるJ1リーグ33節の大分トリニータ戦後の最終戦セレモニー内で、鈴木からサポーターへのあいさつがある。
鈴木冬一は2000年5月30日生まれ、大阪府出身、20歳。165センチ・61キロ。これまでのキャリアは、セレッソ大阪U-12 ― C大阪U-15 ― C大阪U-18 ― 長崎総合科学大学附属高 ― 湘南(2019年から)。
J1リーグの出場記録は2019シーズン22試合・0得点、2020シーズン14試合・1得点。J1通算36試合・1得点。齊藤未月とともに昨年のU-20ワールドカップ(W杯)に、U-20日本代表として出場している。
鈴木は次のようにコメントしている。
「この度、スイスリーグのFCローザンヌ・スポルトへ移籍することになりました。
まずはじめに、僕をプロサッカー選手としてチームの一員に受け入れていただいた湘南ベルマーレに感謝の気持ちを伝えたいと思います。
去年は多くのことを経験し、多くのことを学ぶことができた1年になりました。
その中でも前監督の曺貴裁さんには、僕自身が成長するにあたってたくさんのことを学ばせていただきました。今年はコロナウイルスの影響で世界中が大変な事態となりましたが、今こうしてサッカーができている喜び、有難みを日々感じております。そして僕自身の活躍を皆さんにお見せできるように邁進していくと同時に、今後の湘南ベルマーレの健闘を祈っています。
2年間、ありがとうございました!」
同日にロシア1部のFCルビン・カザンへの期限付き移籍が発表された齊藤とともに、1998年に中田英寿(当時・平塚)がセリエAのペルージャ・カルチョに移籍して以来のクラブの生え抜きとしてダイレクトでの欧州1部挑戦となる。
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[文:サカノワ編集グループ]