【浦和】マルティノスが惜別の挨拶、ファンに感謝「個人的に難しい3年間でした」
最終戦後にセレモニーであいさつをした浦和のマルティノス。(C)SAKANOWA
最後のシーズンに「自分のストロングポイントを見せられて嬉しかったです」。
[J1 34節] 浦和 0-2 札幌/2020年12月19日14:00/埼玉スタジアム
浦和レッズはリーグ最終戦、ホームで北海道コンサドーレ札幌に0-2で敗れて、2020シーズンの全日程を終えた。試合後にはセレモニーが行われ、そのなかで今季限りでの退団が決定しているブラジル人MFエヴェルトン、キュラソー代表MFマルティノスがサポーターに向けてあいさつをした。
加入3年目、シーズン途中から右MFの主力選手として活躍したマルティノスは「浦和での3年間、個人的には難しい3年間でした。ただ、この最後の3年目は自分の強みを見せられました。最後に自分の強いところ(ストロングポイント)を見せられて嬉しかったです」と語り、ファンとサポーターの支えに感謝した。
「僕はファンに喜びを与えたいと思うタイプの選手です。スタジアムに来てくれた皆さんには心から試合を楽しんでもらいたい。僕のファイティングスピリット、僕のドリブル、ゴール、アシストを、皆さんが喜んでもらうために見せようとしてきました。
ここにいるすべての選手たちは、非常に難しい試合が続きました。1週間に3試合をこなすのはとても厳しいことでした。選手たちは本当にハードな中で戦いました。毎日、毎ゲーム、選手たちには感謝しています。
そしてファンの皆さん、コロナ禍でここに向かうのも困難を伴うなか、浦和レッズを見に来てくれたのは簡単なことではなかったはずです。感謝しています。3年間、皆さんありがとうございました」
またエヴェルトンは「素晴らしい2年間を過ごすことができました。全ての人に感謝しています。到着したその日から“ホーム”と感じ、情熱と愛情が大きかったので今は心が痛みます。最も好きになったのが、浦和の素晴らしいサポーターの皆さんです。浦和は僕の心の中にずっと生き続けます。また会いましょう」と呼び掛けた。
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[取材・文:塚越始]