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【清水】チアゴ・サンタナが加入会見「権田に記録を止められたんだ」。ポルトガル1部得点ランク2位のブラジル人ストライカー!目標は『15ゴール』

ブラジルからオンラインで取材に応じた清水への加入が内定した、ブラジル人FWチアゴ・サンタナ。協力:清水エスパルス

ドゥドゥ、レアンドロ・ダミアン、エヴェラウド、アンデルソン・ロペス、エウシーニョからJリーグの情報を収集。

 J1リーグ清水エスパルスへの2021シーズンの加入が内定したブラジル人FWチアゴ・サンタナが12月27日、オンラインによる加入記者会見を行った。ポルトガル1部のサンタ・クララで同リーグ2位となる7得点を決めているストライカーが、日本への移籍を決めた理由、今度はチームメイトになる日本代表GK権田修一とのポルトガルで対戦した際のエピソードなどを明かした。

 来日は14日を予定し、その後、メディカルチェックを受けて正式契約に至る。一方、政府の入国規制など今後の状況が読めずにいるなか、清水は期待のストライカーの声をいち早くファンに届けたいと、今回オンラインによる初の試みで、海外からの加入記者会見が実現した。

 27歳のストライカーは、これまでポルトガル1部でゴールを量産。ポルトガルやヨーロッパでのステップアップも考えられたなか、日本への移籍を決めた理由を語る。

「友人から日本の情報をもらっていたので、Jリーグでプレーしたい気持ちがずっとありました。そこでエージェントの力も借りて、サンタ・クララともいい関係を築いていたので、エスパルスのスタッフの協力を得て、この移籍を実現できました」

「シーズン中にオファーが届き、すぐ決断しました。もちろん冬のウインドーが開いたあとに(欧州での)移籍のチャンスがあったかもしれませんが、その前に、日本に行く決断を下し、男でもありますしそれを変えようとは全く思いませんでした」

 その友人とは、ヴァンフォーレ甲府のドゥドゥ、川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアン、北海道コンサドーレ札幌のアンデルソン・ロペス、鹿島アントラーズのエドゥアルド。ドゥドゥとはフィゲレンセでともにプレーしていた。

「日本の良さ、エスパルスのいろんな情報を彼らからいただきました。エスパルスのエウシーニョからも歓迎の電話をもらい、さっそく静岡についての話を聞きました」

 また、同じタイミングでポルティモネンセSCから清水に加入してチームメイトになる権田とは、ポルトガルで対戦したことがある。

「試合は1-1で引き分けに終わりました。その試合まで、私は3試合連続ゴールを決めていたんです。でもそこで『決まった!』と思ったシュートを、権田選手のスーパーセーブに阻まれ、記録更新できませんでした。だからちょっと権田選手のことを怒りましたけれどね(笑)。今度一緒にプレーできることを楽しみにしています。力を合わせて、エスパルスのために勝ちたいです」

 アジアでのプレーは初となるブラジル人FWは「15ゴールは目指したいです」と目標を掲げ、清水のサポーターに向けて、「サンタナと呼んでください。皆さんと1日も早くお会いできること、そしてゴールを決めて、サポーターの皆さんと喜びを分かち合いたいです!」と、笑顔で決意を示した。

注目記事:【清水】ブラジル人FWチアゴ・サンタナをポルトガル1部から獲得!「この夢はまだ始まったばかり」さっそく熱いメッセージ

[取材・文:塚越始]

Posted by 塚越始

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