【鹿島】守備的チーム増加を予測。ザーゴ監督「そこをどのように崩すか」
長崎との練習試合で、 白崎凌兵がゴール!(C)KASHIMA ANTLERS
土居聖真、白崎凌兵、関川郁万のゴールで、長崎に3-1。宮崎キャンプを終える。
J1リーグの鹿島アントラーズは2月13日、J2リーグのV・ファーレン長崎とトレーニングマッチを行い、1試合目(45分×2本)は土居聖真と 白崎凌兵(PK)のゴールで2-1、2試合目(30分×2本)は関川郁万の得点で1-0、トータル3-1で勝利を収めた。鹿島はこの日で宮崎キャンプの全日程を終了。このあとJ1開幕に向けて、さらにディテールを詰めて、チームとしての練度を高めていく。
ザーゴ監督が試合後、オンラインによる取材に応じて、この試合とキャンプ全体の総括を行った。そのなかで、今季J1は20チーム制で4チームが降格するルールになるため、降格を回避しようと守備を固めてくるチームが次第に増えていくことが想定される。そうした場合の対策は? という質問に次のように答えた。
「それは課題の一つになってくるでしょう。おそらく昨シーズン以上に、守備的なチームが増えるのではないかと予測しています。そこをどのように崩すのか、どのようなやりくりをするべきか、練習から取り組んでいます」
主導権を握るものの、ボールを引っかけられてカウンターを食らう。そこからの失点には、より警戒が必要になる。2年目を迎える指揮官は続ける。
「昨シーズン、失点の一部はカウンターから受けたものでした。リスクマネジメントの徹底の部分は、最初の練習試合からテーマを与え、選手たちはやってくれています」
チーム内では他にも特長を伸ばしながらも課題克服に取り組むなか、ザーゴ監督は「昨シーズン以上に難しいリーグ戦になるのではないかと思っています」と気を引き締める。
「昨年は川崎フロンターレがかなり引き離して優勝しましたが、今年はそうはならないと予測しています。全チームでいい戦いをしながら、上位に食らいついて、最終的にいい成果を残すことができればと思っています」
開幕スタートを飾れれば勢いに乗れるはず――。鹿島のJ1開幕戦は2月27日15時から、ホームで清水エスパルスと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]