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【浦和】ノルウェーリーグ得点王ユンカーに約2億5600万円オファー

カスパー・ユンカー。(Photo by Valerio Pennicino/Getty Images)

ボデ/グリムトが拒否、本人は不満を示してスペインのキャンプ地を離れる。

 J1リーグの浦和レッズが4月2日の移籍ウインドー(選手登録期間)最終日を前に、外国籍選手の獲得に向けて動いているようだ。ノルウェーメディア『ネッタビースン』は3月29日、浦和が2020シーズンのノルウェー1部(エリテセリエン)得点王である元U-21デンマーク代表FWカスパー・ユンカー(FKボデ/グリムト)の獲得に向けてオファーを出したと報じた。移籍金2000万ノルウェークローネ(約2億5600万円)の条件が提示されたものの、ボデ/グリムトが拒否したという。しかし、他国を含め複数のオファーを受けるユンカーはこのクラブの対応に不満を表し、クラブのキャンプ地から離れたそうだ。

 ユンカーは1994年3月5日生まれ、デンマーク出身の27歳。身長186センチの大型ストライカーで、デンマークリーグのラナースFC、オーフスGF、ACホーセンス、さらにノルウェーリーグのスターベクIFにローンを経て、2020シーズンにボデ/グリムトへ完全移籍。リーグ25試合・27ゴールで得点王となった。

 記事によると、クラブは浦和からのオファーを認めているそうだ。しかし条件面ではなく、ノルウェー1部の開幕が4月に迫り、新たな選手を獲得するための時間がないため、このオファーを拒否したというのだ。

 しかし、ロシア、トルコなどからもオファーを受けてきたユンカーは今回、浦和からのオファーが拒否されたことを知ると、スペインでのキャンプ地から荷物をまとめて宿舎を離れた。

 クラブは公式サイトで、ユンカーに対し日本からオファーがあったことを認めるとともに、キャンプ地を去った事実を伝えている。

 なお今月上旬には、名古屋グランパスがユンカーへの「オファーを出したことが明らかになった」とも伝えられたものの、クラブはこの噂を否定していた。

 Jリーグの今年の第一の移籍期間は4月2日まで。

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[文:サカノワ編集グループ]