【C大阪1-0鳥栖】突き刺した桜の弾道、奥埜博亮にレヴィー監督「セレッソで優勝して欧州へ」。鳥栖の連続無失点『6』でストップ
決勝ゴールを決めたC大阪の奥埜博亮。協力:セレッソ大阪
今季5勝目、暫定3位浮上!「1年に1回あるかどうか、気持ち良かったです」
[J1 7節] C大阪 1-0 鳥栖/2021年4月2日/ヤンマースタジアム長居
フライデーナイトJリーグとして組まれた一戦、セレッソ大阪が奥埜博亮の後半開始直後の驚愕のミドル弾による1点を守り切り、サガン鳥栖に1-0の勝利を収めた。鳥栖はJ1タイとなっていた開幕からの無失点記録が「6」でストップした。
後半開始のキックオフ直後。相手クリアが中央に飛んできたところ、奥埜が拾って持ち込む。相手のチェックも一歩遅れると、ゴール正面で躊躇わず右足を振り抜く。するとボールは桜の弾道と化して、ゴールネットに突き刺さった。
「チームとして前から勢いを持って行こうとしていたキックオフで、意識していたセカンドボールを拾えて、ファーストタッチも上手くいき、最初だったので思い切り打ったら、いいコースに飛んで入りました。(打った瞬間は?)1年に1回あるかどうかの一撃、気持ち良かったです」
一瞬の相手のミスを見逃さなかった、その嗅覚が光った。
「けっこう押し込まれる時間帯もあり、監督から前への意識を言われていて、チームとしてそれを表現できて良かったです」
そしてC大阪のレヴィー・クルピ監督は奥埜について、次のように高く評価していた。
「攻守にわたってどちらもクオリティの高い選手。サッカーでやるべきことは二つで、しっかり守り、しっかり攻めること。奥埜はその両方ができる中盤のスペシャリストです。日本代表に選ばれてもおかしくない選手。セレッソで優勝を勝ち取ってタイトルをもたらし、ヨーロッパに行く。それぐらいの実力を持っています。あとはこのあとの自身のキャリアのイメージ次第で、もっともっと伸びるはずです」
奥埜はそんな指揮官の言葉を素直に喜んでいた。
「すごく嬉しいです。原川(力)選手や坂元(達裕)選手が日本代表に入ったので、いい刺激を受けています。自分もサッカー選手をやっている以上は目指してやっていきたいです」
この勝利でC大阪は5勝1分2敗で暫定3位に浮上。桜の季節は続く!
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[文:サカノワ編集グループ]