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【浦和】リカルド監督が福岡戦へ『闘う』ハートを強調。長谷部監督について水戸時代から「よく知っている」

福岡戦に向けて抱負を語った浦和のリカルド・ロドリゲス監督。協力:浦和レッズ

「“闘う”部分もしっかり見せて勝点3につなげたい」

[J1 12節] 福岡 – 浦和/2021年5月1日14:00/ベスト電器スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が4月30日、翌日のアウェーでのアビスパ福岡戦に向けて、オンラインによる記者会見に臨んだ。前節はホームで大分トリニータに3-2で逆転勝利を収めたが、今季好調な福岡の鋭い攻撃を警戒し、相手の形にさせないことを勝利へのポイントに挙げた。

 J2からの昇格組の福岡は試合を重ねるごとに進化を遂げている。5勝2分4敗・勝点17の浦和が8位、勝点1差で福岡が9位につける。リカルド監督は次のように福岡の印象を語っている。

「福岡の一番の印象は『闘うチーム』であること。サッカーはかなりシンプルですが、全員で闘い勝点につなげています。外国籍選手や日本人選手も補強した今季の彼らは、昇格したてのチームには思えず、まるで長年J1で戦ってきたかのようです。長谷部(茂利)監督は水戸ホーリーホックを率いていた頃からよく知っていて、ともに昇格争いをしてきました。特に守備に力を入れてパフォーマンスを発揮しますが、それに対して攻撃的なプレーをするだけではなく、“闘う”部分もしっかり見せて勝点3につなげたいです」

 浦和がボールを握りながら崩そうと試み、福岡はそこに対しプレッシングからカウンターを狙ってくる――そんな構図が予想される。大分戦に続いて、相手最終ラインへのプレスを怠らないことも一つのポイントになる。

「レッズにとって自分たちでボールを持って試合を支配することが重要だと思います。同時に相手は少ないタッチでペナルティエリアまで進入して来るので、ペナルティエリア内の守備、クロス対応が重要になってきます。相手は強いプレスからショートカウンターも狙ってくると思います」

「試合の流れが自分たちのイメージに近いものになればいいと思います。相手の形に持って行かせないこと、攻撃的にプレーして自分たちのスタイルを押し通すことが重要だと思います」

 リカルド・ロドリゲス監督はそのように語るとともに、福岡のセカンドボールを拾ってからの素早い攻撃、そしてセットプレーにも警戒が必要だと強調していた。

 果たして、どちらがさらに勢いに乗っていけるか。熱いバトルが繰り広げられそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]