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400試合出場の青山敏弘「全ての試合を広島という一つのチームで歩んで来れたことが一番の誇り」

通算26人目、J1リーグ通算400試合出場を達成した広島の青山敏弘。協力:サガン鳥栖

プロ18年、J1リーグ初出場からは16年目での達成。

[J1 13節] 鳥栖 0-0 広島/2021年5月8日/駅前不動産スタジアム

 サンフレッチェ広島の青山敏弘がサガン鳥栖戦、J1リーグ通算400試合出場を達成した。通算26人目の達成。作陽高校からプロ入りしたのが2004年、J1初出場は2006年7月19日の13節名古屋グランパス戦。プロ18年目、初出場からは16年目で節目に到達した。

 今年35歳になったビオラのボランチは試合後のオンラインでの取材に応じ、「全ての試合を広島という一つのチームで歩んで来れたことが、自分の一番誇れるところかなと思っています。監督さんやチームメイト、スタッフさんにいつも支えられ、試合に出させてもらってきました。その感謝の思いを持って、今日の試合に臨ませていただきました」と、サポートに感謝した。

 多くのケガを乗り越えてきた。ただ、その一つひとつを乗り越えるたびにタフさを増して、これまで三度のJ1リーグ優勝などクラブの歴史を築いてきた。

「たくさんのケガを乗り越えて来た自分がいて、(1昨年の)大きなケガを乗り越える原動力にもなりました。そしてもう一回、35歳ですけれど、もう一つプレーヤーとして、レベルアップしたい思いは常に持っています。試合に出るだけではなく勝ちたい。上位争いをしたい、優勝したいという思いを常に持ってやれているのが、原動力になっています。そういう環境にいさせてくれるチームに感謝しています」

 青山はそのように常に緊張感を持ちながら互いに高め合える環境にいられることを、この記録達成の背景に挙げた。

 記念すべきゲームは、好調な鳥栖とスコアレスドローに終わった。リーグ戦の連敗は「2」で止められたが、6試合ぶりの勝利はならなかった。それでもアウェーで最低限の結果は残した。

「失点を重ねていた試合が多かったので、まず『固い広島』という守備を取り戻す意味で、今日の試合はいいキッカケになったと思います。そこを大事にしたい。そこからの攻撃がまだまだ課題。ただ守備のところはできたので、ここから先に進めると思います」

 試合終盤には足を痛めて交代したが、青山は「大丈夫です。はい、心配しなくて大丈夫です」と力強く言った。すでに「401試合目」を見据えていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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