【名古屋-鹿島】名手ランゲラックまさかの落球…犬飼智也が幸運な今季初ゴール
犬飼智也。写真:早草紀子/(C)NorikoHAYAKUSA
杉岡大暉も嬉しい鹿島でのリーグ初得点!
[J1 21節] 名古屋 0-2 鹿島/2021年5月12日19:00/豊田スタジアム
ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)との兼ね合いでミッドウィークに組まれたグランパス対鹿島アントラーズ戦、鹿島が犬養智也、杉岡大暉のゴールで2-0の勝利を収めた。鹿島はリーグ3連勝で、7試合負けなし。一方、名古屋は前節連敗をストップしたものの、再び勢いに乗る連勝はならなかった。
試合は鹿島が敵陣で試合を進め、強固な守備を武器にする名古屋がしっかり構えながらもサイドを活用した素早いアタックを狙う展開に。
すると32分、意外な形でゴールが決まる。
鹿島の左コーナーキック。永木亮太の右足からのインスイングのキックが、ゴール前へ弧を描く。するとランゲラックは自身の後方にいた土居聖真をブロック。そこでやや後退したあと前に出たが、まさかのキャッチミス。ボールは目の前にこぼれると、そこにいた犬飼が押し込む(当たる)形になって、ゴールラインを越えた。
犬飼と接触して倒れたランゲラックをはじめ名古屋の選手は鹿島のファウルを主張。しかしVAR(ビデオアシスタントレフェリー)のチェックを経て、ゴールは認められた。
鹿島は52分と早い段階で松村優太、荒木遼太郎を投入。一方、ホームでの連敗を避けたい名古屋も56分にガブリエル・シャビエル、森下龍矢、相馬勇紀の3枚同時投入により流れを変えようと試みる。
試合終盤は両チームともに高い集中力を保ちながら、攻め合う攻防を繰り広げる。ランゲラックは途中出場の上田綺世の決定的なシュートを、伸ばした左足で食い止めるビッグセーブを披露する。
それでも86分、綺麗な連係から最後は杉岡大暉が嬉しい鹿島でのリーグ初ゴールを奪取! 今季ホームゲームを落としていた鹿島が、しっかりとリベンジを果たしてみせた。
関連記事:浅野拓磨の退団騒動、謎解明!?コロナ禍「給与半減」応じず。FIFA判決は“選手支持”
[文:サカノワ編集グループ]