トッテナム、鎌田大地獲得へ前進?ソン・フンミンとの黄金コンビ誕生にサポーター期待
フランクフルトの鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アジア市場の開拓も狙えるが、何よりも「戦力」として。
イングランド・プレアミアリーグのトッテナム・ホットスパーの情報サイト『HITC』は5月21日、来シーズンに向けてドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地の獲得が噂されているという報道を受けて、もしも実現した場合の相乗効果について考察し、サポーターの反応などを伝えている。
24歳の鎌田大地は2023年6月までフランクフルトを契約を結んでいる。しかし自身とチームの最大の目標だったUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を逃し、今季リーグ5位が確定。そしてドイツ最大部数を誇る大衆紙『ビルド』は、今季5得点・15アシストを記録してきた日本人アタッカーが、トッテナムをはじめ、来季プレミアリーグ昇格を果たしたワトフォードFC、スペインのセビージャFCなど複数からリストアップされていると報じたのだ。
ジョゼ・モウリーニョ監督の後任がまだ決定していないトッテナムだが、来季新戦力としてフランクフルトの鎌田、さらにDFエヴァン・ヌディカに関心を示していると言われる。
そして今回の記事では、「プレーメーカー」である鎌田の獲得が実現できれば、韓国代表であり世界屈指のストライカーであるソン・フンミンとの「コンビ結成」による相乗効果への期待を膨らませる。
まずアジア市場の新たな開拓が可能になるが、「決してビジネスのための戦力ではない」と強調。鎌田のプレースタイルを「シルキー」「ボーラー」と表現し、「トッテナムに欠如していた創造性をもたらし、問題を解決できる」と貴重なピースになり得ると捉えている。
つまりはソン・フンミンのパワーとスピードが、鎌田の柔らかなパスと繊細なテクニックよってより引き出される、鎌田の特長も一段と生かせる――。そんな青写真を多くのファンが思い描いているということだ。
現状での課題は、移籍金(違約金)か。『ビルド』によると、フランクフルトは鎌田の移籍金を3000万ユーロ(約40億円)に設定し、その条件に応じなければ放出しない意向だという。そしてトッテナムは、その条件であれば応じるつもりはないということだ。いずれにせよ、“本気”であればシーズン終了後に改めて動きがあるか。
鎌田は今季これまでブンデスリーガ1部31試合・5得点・15アシストを記録。このあと5連戦に臨む日本代表のメンバーにも選ばれている。また、フランクフルトは22日(日本時間22:30)のリーグ最終節、SCフライブルクと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]