Jリーグ6クラブ会場での大規模接種、菅義偉首相に村井チェアマンが報告
Jリーグの村井満チェアマン。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
町田のギオンスタジアムでの実施状況についても伝える。
NPB(プロ野球)とJリーグ合同による第32回「新型コロナウイルス対策連絡会議」が5月24日にオンラインで行われ、地方を中心に感染拡大が続く変異株への対策、それに伴うガイドラインの見直しの必要性などについて議論された。
会議のあと、Jリーグの村井満チェアマン、NPBの斉藤惇コミッショナー、専門家チームの座長を務める賀来満夫氏(東北医科薬科大医学部)、三鴨廣繁氏(愛知医科大大学院)、舘田一博氏(東邦大医学部)によるオンラインの記者会見が行われ、それぞれが質問に答えた。そのなかで村井チェアマンが5月21日に官邸で菅義偉首相と会談した際、どのような話が行われたかについて報告した。
村井チェアマンによると、これまでもJリーグサイドと内閣の関係者の間では定期的に情報交換しながら、Jリーグの感染対策の取り組みなどを報告するとともに、助言を受ける機会があったという。そうしたなか、今回Jリーグの6クラブが自治体と協力し、スタジアムを新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場として活用することになったと菅首相に報告したそうだ。
前日20日にはFC町田ゼルビアのホームスタジアムであるギオンスタジアムで1回目のワクチンの大規模接種が実施され、その状況についても共有し合ったそうだ。また、今回の対策連絡会議でも、その際の情報が共有された。
菅首相からは、施策への感謝の言葉をもらい、今後は若者らへの一般接種への呼びかけが重要となっていきそうだという話をかわしたそうだ。村井チェアマンは「Jリーグのスタジアムの多くが行政の所有であり、行政と様々な意見交換をしながら、Jリーグの発信力を中心に生かしてやっていきたいと報告させていただきました」と語った。
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[文:サカノワ編集グループ]